淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

向き不向き

 一昨日の月曜日は有給休暇を使ったので、三日ぶりに本業のシステムエンジニアとして働いた昨日。
 朝、駐車場に停めた車から降りてオフィスビルまで歩いていると、見たことがない男性に頭を下げられたのは何故だったのだろう?

 オフィスに出勤するとずいぶんと久しぶりのような気がした。たった三日、システムの仕事から離れていただけなのに。
 最近、本業から離れている時の自分はシステムやコンピュータのことをほとんど考えなくなった。
 休みの日でも何かと仕事のことを気に病んでいた昔の自分は、どこに行ったのだろう?

 今の現場は一日休んでも進捗が遅れる可能性はほとんどない。
 休んでいた月曜日に自分へ届いていたメールは一通のみ。自社と相手先の営業関係のやりとりだったし、自分のアドレスはカーボンコピーとして含まれていただけだった。

 朝、着席してしばらくすると真後ろに座っているリーダーが話しかけてきた。自分に対して次のミッションを指示するために。
 新たに追加になった機能の設計と実装、他の人が担当していたが要件がしっかりと決まっていなかったために設計さえも遅れていた機能が自分へ丸投げされた。

 その機能の前担当だったのは自分の右隣に座っていた若いエンジニア。引き継ぎのために彼と会話をはじめると、明らかに困っていた。
 プロパー社員たちからは、決まっている範囲でなんとなく勧めてくれという指示しかもらっていなかったからだ。いかにも真面目な彼らしい。

 そんな宙ぶらりんのままの状態の仕事を自分は引き取った。不明確なことを明確な情報を元に推測して仕様を決めていった。
 自分が決めた仕様が客先の業務とズレていたとしても、自分にとってはどうでもいいこと。問題が起きても責任を取るつもりはないし、取れる訳もないだろう。
 プロパー社員の彼らができなかったことを、自分は手伝っているのだから。
 彼らはするべきことをしていれば、自分がそんなことまでする必用はなかったはずだ。

 昨年の春くらいからなんとなく思うことが増えてきた。副業やアルバイトを含めていくつかの仕事をしてきたが、システムの仕事は案外自分に向いている仕事なのかもしれない、と。
 少なくとも一昨日の月曜日のようにあまり惹かれることがない被写体を追いかけてシャッターを切るよりは。
 決して多くはなくても対価を受け取ることができるのは当り前だし、大事なことだと思う。それが研修、インターンOJTという名の下での拘束だとしても。

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今日の写真のモデルはRIHOさん。