淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

アイドリング

 今年の梅雨は過去最長だったようだが、あまりそんな気がしない。
 自分にとって一番嫌いな季節、夏がいよいよ本番を迎えた。
 梅雨が明けて最初の出勤日だった今朝。車のエンジンをかけようとしたら、インパネの何も点灯しない。ドアの窓さえ、スライドさせることはできなかった。
 自動車保険会社のロードサービスに助けを求めることにした。

 電話では15分ほどで到着するとのことだったが30分近くは待たされたが、それも想定内。朝の通勤時間帯の自宅周辺は混雑する道ばかりだから。
 その間、録画しておいた『キングダム』を見ながら待っていた。
 月曜日の帰宅後に見ることが多いので、朝に見たのは初めてだったのではないか。

 その後はリビングで寝転がりながら中国の歴史物語のアニメを見ていると、インターフォンが鳴ったので表に出た。
 ロードサービスと思われる男性が門の前に立っていた。彼の横に停まっていたのはコンパクトカー。レッカー車ではなかったのが意外だった。

 彼は手際よく作業を進めて数分で車のエンジンをかけてくれた後に次のような助言をくれた。バッテリーが弱っていることが想定されるのでエンジンを切らずにアイドリングのままにしておくこと、バッテリーを新しいものに交換することを。

 10時を過ぎると自宅から最寄りのカー用品ショップに向かった。
 店に着くとピットの作業員にバッテリーの電圧を測ってもらった。アイドリングの成果があったのか測定値はそれほど悪くなかったので、バッテリーの買い換えは見送った。

 仕事先の現場には車のトラブルで午後に出勤することを連絡しておいた。
 このような連絡は電話で報告することが客先では求められている。いつまでこの国の社会ではアナログな手段に頼り続けるのだろうか。

 自宅の車庫に入庫してもエンジンは切らなかった。
 早めの昼食を食べて着替えて、再出発するまでの間。
 自分で作った弁当を自宅のリビングで食べたのは奇妙な気はしたが、味自体は悪くはなかった。

 正午前に仕事先に向かって出発した。
 いつもの出勤と違い有料道路は走らなかった。ゆったりとした気分で夏らしい空の下、車を走らせた。

 世間では明明後日からは休みだが自分は金曜日まで出勤。
 仕事をしていても休んでいても、東京オリンピックは始まってしまうのだろう。
 いろいろと釈然としないまま、季節は変わっていく。

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今日の写真のモデルは加藤凪海さん。さくらフォト撮影会にて撮影。