昨日の日曜日、所属している同人誌の例会に出席した。
同人のメンバーに会ったのも久しぶり。blogで記憶を辿ると、昨年の九月以来の出席だったことがわかった。一年近くも会に参加していなかったことになる。
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暑くて外出するのが少し億劫だったが、今年度の同人費を支払っていなかったのが気になっていたこともあって出かけた。
会場は名古屋城近くの公共施設。
会の始まりは13:30、少し遅れて到着した。
以前と比べると施設の前も入口を入ってすぐのエントランスも閑散としていた。1Fにあった売店も営業していなかった。
一昨年までならば考えられなかった光景だった。
会が開かれていた会議室に入室すると出席者は二〇名近く。世間の状況を考えると参加者は少なくなかったのではないか。
昨日の会で取り上げられた作品が良作ばかりだったこともあったのかもしれない。
読んで楽しめた作品が二作あった。
二次会にも引き続いて参加した。場所はいつもの海鮮居酒屋だった。
二次会への参加は少し迷ったが、この同人誌は来年で解散することが決まっていることも考えて参加した。
参加者は6名。自分以外の全員は新型コロナのワクチンを接種していたらしい。
インターネットやテレビなどでは市井の人々がコロナ慣れしていると言われているが、居酒屋の店内はひっそりとしていた。
家のテレビでオリンピックを見ている人が多かったのだろうか。暑かったので外出を控えた人もそれなりにいたのかもしれない。
少しずつではあるがコロナに対しての緊張が溶けてきてはいる自分。
今の仕事がテレワークにならないことに憤り、同じ執務室内で作業している人間がマスクをしていないのが目に入るとイライラしているが。
世間の中ではコロナチキンの部類に自分は入るだろう。
東京オリンピックは今でも中止するべきだと考えているし、プロスポーツや高校野球も行うならば無観客で開催するべきだと思っている。
観戦リスクが高い年配者はできるだけ外出は控えるべきだとも考えていた。
だが、考えが少し変わった。昨日、久しぶりに年上の同人たちを見て。
彼らの多くに時間の経過以上の老いを感じたからだ。若者ではなくなってしまったら、家にだけ居て決まりきった人にしか会っていなかったら心身ともに衰えていくだろう。
母親は自分や弟の心配をよそに、週に何度か公共交通機関を利用して占いの仕事に出かけている。
母が流行病にかからないかをずっと心配していたが、なんとか二回目のワクチン接種まで無事にこぎつけた。
感染のリスクはあったが加齢以上の老いを母にはあまり感じていない。
しばらくぶりに同人の彼らに会ったら、高齢者を家に閉じ込めておくと別なリスクがあることを気づかせられた。
初老に差しかかった自分もそのリスクと無縁ではないだろう。