仕事で関わったためにプライベートで関わりたくなくなった企業が三つある。TOYOTA、NTTと中電だ。
いずれもシステムエンジニアとして関わったが、その最中に自分の中でのイメージは急落した。
商圏範囲はリクルート範囲という言葉を久しぶりに思い出した。
NTTと中電には同じ疑問を持っている。なぜ上場企業なのだろう?
理論上は問題ないのかもしれないが感覚的にはどうしてもしっくりこない。
元々は公社だったNTT。過去の資産を受け継いでいるので、他の通信会社との競争力には圧倒的な差があるはずだ。
日本国内の高速通信網の整備が遅れている一つの理由にもなっているはずだ。
過去の政府の対応が違っていれば、コンビニの駐車場を必要以上に占有しているWi-Fi難民も目にすることがなかったかもしれない。
電力の自由化が少しだけ進んだここ数年でこそ競業会社が現れたが、長らくはほぼ独占企業だったように思える中電。
酒を飲みながらこの文章を書いていたせいかタイピングミスで『競業』を『虚業』と打ってしまった。自分の中での大企業のイメージが現れてしまったのかもしれない。
数日前に弟からもアウトロー扱いされた自分。それでも上場企業に籍を置いたことがこれまでに二回。
一社は新興市場で一社は東証一部。従業員数だけならば国内でも指折りの会社だった。
どちらの会社の上司も同じようなことをよく口にした。上場会社で働くことが以下に晴れがましいことであるのかを。自分は少しもそんなことを思っていなかったのだが。
また、二社ともに社員手帳が付与されて社訓を口にさせられた。GAFAでも同じようなことを従業員にさせているのだろうか。その前に社訓なんてものはあるのだろうか。
何度も会社を渡り歩いてきたが、辞めたこと辞めたタイミングを誤ったと考えているのは一度だけ。
その会社は従業員30人ほどの会社だったのでもちろん上記の二社ではない。
あと数時間で月曜日。社畜の群れの中で馬鹿馬鹿しい時間をまた過ごさなければならない。
彼らが自分のことを馬鹿にしているのを感じることがままあるが、自分だって彼らのことを敬ったことなどないので似たり寄ったりなのかもしれない。
最後にどうでもいいエピソードをひとつ。
仕事先の会社にはパラアスリートが一人在籍している。
オリパラに協賛しているコカコーラの計らいで、自分にさえ500㎖の看板商品が配られた。
昨日の夜に氷を入れたグラスを用意して飲んでみた。
爽やかさを感じなかったのは、夏が過ぎてしまったせいなのだろうか。