blogに書く内容が少しもまとまっていないのにタイトルだけが先に思い浮かんだ。
流行病のせいで、世の中のいろいろなところでの差がわかりやすくなったような気がする。
具体的な事例を細かく検証した訳でもないし、何かを掘り下げた訳でもない。ただ、なんとなく。あくまで自分が覚えた感覚的なものだ。
昨日の土曜日、国道363号線をドライブした。愛知県瀬戸市と岐阜県土岐市の県境をこのルートで越えたのは久しぶり。
ドライブするのにはよい陽気だった。サイクリストの姿も多かったのには今を感じた。バイカーより数倍は多かっただろう。
気持ちよく車を走らせながらあちこちに立ち寄った。
明知鉄道の二駅ではスナップ写真を撮った。日本で一番目と二番目に標高差がある飯沼駅と野志駅で。
のんびりと走っている明知鉄道が走っている姿も見ることができた。
今までに明知鉄道には乗車したことがないし、今後も乗車する可能性は高くないだろう。
今日の日中、街中を車で走っていたときのこと。
ある現職の衆議院議員が街頭で道行く人に語りかけていた。
だが、足を止める人どころか、秘書たちが配っているビラさえ誰も受け取らなかった。
衆議院は解散して選挙の公示日は明後日に迫っているのに。
その議員はそれなりのキャリア。地元の名門高校から東大に進学。官僚を経て衆議院議員に立候補して当選八回。
地元ではそれなりに名を知られている政治家だったのだが、その光景からは市民たちに期待されていないように見えた。
政治家と有権者の間にはっきりとした差を感じた一コマだった。
衆議院議員の選挙が近いので立候補者たちやマスコミたちだけが熱を帯びているが、有権者たちはどうなのだろう? 少なくとも自分はかなりしらけている。
それでも投票へは足を運ぶだろうが。
自分が投票権を得てからの約30年。政治に助けられたという実感は薄い。
コロナのパンデミックに揺れている今だけでなく、ITバブルが弾けた時やリーマンショックの時も。
それでもこれまでなんとかやってきた。振り返るとそれなりに遠くまで歩いてきたが、この先はどうしてよいのかわからない。
この世に多くある不必要な差を少しでも埋めるには、選挙でどのような行動をすればよいのかがわからなくなっている。