新型コロナによる最初の緊急事態宣言下のころから、したかったことが昨日にやっとできた。
そんなやっとできたこととは、友人二人の墓参り。
この歳までそれなりに健康で生きてこられただけでも運がある方なのかもしれない自分。
そう思えるのは自分がまだまだ青かったころに何人かの同級生が亡くなったから。彼らの死は同居していた祖父母の死よりも影響を受けている気がする。
痛がりの怖がりのくせにあまり信心深いとは言えない。頭が悪くても運動神経が鈍くてもデリカシーに欠けても女性にモテない自分でも、死に関しては若いころから感じ考えてきた。
他人を妬んでいても自分に自惚れていても、世の中に対して無関心で日々を過していても誰もがいつかは死を迎える。
昨日の日曜日は自分にとっては三連休の最終日だったこともあって、しっかりと朝寝をしていた。
目覚めたのは友人のLINEのメッセージ。残念ながらメッセージの送り主は同性だった。
起床して外を見るとよい天気。
名古屋市内を縦断して二カ所の霊園を回ることを思いついたので、自分を起こしてくれたLINEのメッセージの送り主を誘った。
自宅から近い霊園の方から訪れた。
そこに眠っている友人に手を合わせたのは3年ぶり。車で10分ちょっとの距離なのに、つくづく友達甲斐のないヤツだと自分を思う。
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次の友人が眠っている場所へ行くために車を南に向けた。
その友人の墓参りを最後にしたのは何時だったのかがすっかり思い出せない。
さらにその友人の墓標へ向かうのに迷う始末。広い霊園なのだが、何回行っても覚えていないのは何故だろう?
以前、一緒に行った友人にスマホのビデオ通話機能で教えてもらってなんとか辿り着けた。
ナビをしてくれた友人には少し迷惑をかけたかもしれないが、オンラインで墓参りができたのでよかったのではないかとも勝手に思っている。
墓参りを済ませた後は昼から焼肉屋で友人とビールを楽しんだ。
そんなことができるのも生きているからこそ。
今日、雨が降ったのは自分と友人のせいだったりして。
外は今、秋の夜らしい少し冷たい雨が降っているが家の中に居るせいか、それほど寒さを感じていない。