淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

ポートレートをはじめたころの自分に伝えたいこと

 ポートレートをはじめてから3年以上が過ぎた。
 興味を持てる被写体を見つけたことで、飽きっぽい性格でもカメラを触り続けることができた。
 露出の三角形がぼんやりではあるが、わかるようになったし、マニュアルモードでなんとか写真を撮れるようにもなった。

 それでも、年内でポートレートに一つの区切りをつけようと思っている。
 すっぱりとポートレートを辞めるか、かなりペースを落としてでも続けるかはまだまだ考えるつもりだし、土壇場まで結論を出せないかもしれない。

 ポートレートをはじめたころの自分は夜遊びをしていた。
 誘われても誘われなくても、女性のスタッフが相手をしてくれる店でグラスを傾けることをなんとなく楽しめていた。
 ある意味では今よりも独身らしかったのかもしれない。

 だが、ポートレートにのめり込むほどに、そういうお店へ足が遠のいた。
 今では誘われても全く遊びに行かなくなってしまった。

 お金や時間はかなりを費やしたが、ポートレートをはじめてよかったとは思う。夜の街で使っていたお金とそんなに差はないかもしれない。
 夜の街でもポートレートでもいろいろなことがわかったし、世の中に対しての視点も増えた気がする。

 ポートレートを団体撮影から始めた自分。
 ポートレートをはじめたころのそんな自分にアドバイスを贈れるならば、個撮を早くはじめることと個撮の機会を増やすことを勧めたい。
 そのころの地元には個撮が主体の撮影会は少なかったこともあるし、機会があったとしても一回の参加料金は団体撮影よりも高額だった。そのために躊躇することが多かった。

 ポートレートを三年続けてきて団体撮影よりも個撮の方が良い点が多いし、自分にはあっていると思う。
 一度の参加費が団体の方が安くても、被写体にカメラを向けることができる時間は圧倒的に長いし、いろいろな場面で判断や考えることを要求されることも有意義なことのはずだ。
 団体撮影であれば参加さえしていれば、自分の意思をあまり示さなくても時間をやり過ごすことはできる。個撮だとはそうはいかない。
 撮影がはじまるとモデルと二人きりになってしまうからだ。

 団体撮影会に参加をはじめたころからわりと最近まで、自分の撮影の順番が回ってくるとモデルの位置を動かさずに、そのまま何度かシャッターを押していた。
 前の順番だったカメラマンが時間内の最後にその場所へ辿り着いたことに意味があると考えていたからだ。

 仕事でも遊びでも何かをはじめたばかりのころは、他人の真似をするのは有効だろう。
 だが、何も感じずに何も考えることなく、表面上だけ他人を準えて、その場が上手くいったとしても得ることができることは多くはないだろう。
 自分なりの方法で失敗した方が意味のある経験になる気がする。

 もし、すっぱりとポートレートを辞めたら夜遊びはどうなるだろう?
 古くからの友人にまた、遊び人と言われるようになってしまったりして。

今日の写真のモデルはmaoさん。