淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

そうだ 京都、行こう。

 はじめて訪れた京都の場所は、たぶん伏見稲荷
 小学校の入学前だったような気がするが、家族と一緒に日帰りのバスツアーだった。

 その日の天気は雨。土産物屋の店先に置いてあった陶器に自分が持っていた傘が触れて、地面に落ちて割れてしまった。
 一緒だった親は謝るだけでなく、それなりの金額のお土産を買って帰った。ほろ苦い旅の記憶だ。

 そんなこともあってか、京都へ旅する気にはなかなかならなかった。
 歴史が好きなのに、京都に行くのをどこかで避けていた。

 小学校の修学旅行で京都と奈良に行ったのだが、行き先よりも泊ったホテルのことや、バスでの移動中の時の方が楽しかった。
 子供、特に男の子は古都にあまり魅力を感じないのではないだろうか。

 ここ数年、やっと京都に興味を持てるようになってきた。特に写真を撮るようになってからはより強く。
 というか、アラフィフになってようやく自分が大人になれたこともあるのだろう。
 子供はなかなか魅力に気づけない。大人の街、京都。

月曜日のお散歩ショット。

 今週の月曜日、京都に行ってきた。午後からのんびりと日帰りで。
 目的は二つ。新幹線のエクスプレス予約の練習と、四条近辺の高瀬川ポートレートを撮るために。

 はじめてのエクスプレス予約は便利だったが、少し戸惑った。
 来月から仕事で何度も利用することになるので、練習しておいてよかった。
 便利なシステムではあるが年配者、スマホやネットを使いこなせない人は利用するのが難しいと思った。

 自分が住む名古屋から京都まで、のぞみに乗れば30分ちょっと。
 月曜日、自分が往復ともに乗車したのはひかり。
 のぞみよりも空いているだろうと考えてだったが、空席はまばらだったし、行きも帰りも自分の隣には客が座っていた。

 京都駅のホームに降りると名古屋よりも肌寒かった。
 駅前のバス乗場の人の列に驚いた。名古屋駅前よりも、明らかに人が多かったから。
 ほぼ観光客だろうが、平日の午後とは思えない光景だった。海外からの旅行者も多かった。当然のように、彼らはマスクをしていなかった。
 そもそも、新幹線の乗客もマスクをしていない人は目立った。

 祇園四条駅でモデルさんと落ち合って、高瀬川沿いを歩いて上った。
 多くの人が集まっていたし、自分が気になったロケーションでは多くの人が写真を撮っていた。
 駅から遠ざかりながらポートレートを撮ったが、どこも週末のような賑わいで、祭りのようでもあった。
 桜を見、写真を撮りながら歩いていると三条を過ぎていた。

 日が傾いてくると鴨川の河川敷に出て、四条に向かって折り返した。優しい春の夕暮れの風の中を下った。
 四条大橋が見えてくると、橋上は混雑していた。
 人混みに煩わしさも感じたが、懐かしさを覚えたのは何故だろう?
 
 この日、歩いた歩数は12,000を超していた。それなりに疲れはしたが、気分は悪くなかった。
 穏やかな春の日に京都に来てよかった。優しい夕暮れの風をいつの日にかまた感じたい。

今日の写真のモデルはなるなるさん。