先日、友人の奥さんと長電話をしました。友人の奥さんと言っても最近では友人の旦那よりも電話で多く話している。
その話題は、彼女の父親が若いころにある会社に頼まれて転職して50数年も評価されながら働き続けたのに、退職金が出なかったことだ。
たまたま実家に里帰りして彼女が、父親本人よりも母親のほうが憤りを感じている様子を感じて切なくなってしまい、誰かに話を聞いてもらいたかったようだ。
父親の退職時に今までのお礼に相当な美辞麗句を並びたてられたようだが、会社の事情で退職金は寸志ていども支払えないと言われたらしい。
最近の中小企業ではよくある話かもしれないが、その時は私は何も言ってあげられなくてただ話を聞いていただけだった。
今日、ふと思いつきでメールで「仕事は裏切らないけど会社は裏切る」と慰めのメールを送ったら、お礼の言葉と「結局、利益追求だから?と返信をもらいました。
「仕事は裏切らないけど会社は裏切る」と感じるようになったのは、10年ほど前からで自分にあることが降りかかってそう思うようになったのですが、最近になって理由がわかってきました。
まず、『人 ≒ 会社』と仮定し、人は友人、恋人や家族でさえも裏切られることもある
からと考えています。せつないけれど。
彼女にもそのようなメールを返信したら、少しだけ納得してくれたようでした。
仕事嫌いの私でさえも、仕事は結果が出易いので面白さや、やりがいを感じることがあるから無駄に頑張りすぎてしまうのではないかとも思っています。