淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

わかっています?

 今朝、マスヲが毎朝通勤時に乗車する駅の前で民進党の市会議員がまた辻立ちしていた。
夜の散歩のおかげで」で触れた顔見知りの議員のかただ。
 彼には顔見知りということもあってか名刺を渡していなかったので、改めて名刺を渡しながら次のように一声かけた。「お願いしますね」と。
「カード決済のことね、わかってます」と議員は即答したが、その言い方だけでマスヲは嫌な気持ちになった。

 こういうときはblogをつけていてよかったと思うが、彼に依頼をしたのは金曜日と記述しているので、6月2日の金曜日だということが後からでも判断できる。
 今日は6月15日だから2週間近く経過しているのに、その言葉以上のセリフがその議員から出てこなかったのが残念に感じたからだ。
 彼か秘書などの彼のまわりの人間に対して何か指示している様子でも伝わってくる言葉でもあればよかったのだが、「わっかてます」のセリフだけではとっさのアドリブでも言えるのではないかと通勤電車の中で考えてしまった。

 ちなみに今のところ、名刺を渡したもうひとりの自民党の市会議員からもリアクションも無いことも併せて追記しておく。

「私はひとりっこのせいか、人の気持ちがわからないので本や映画を見たりして勉強している」、と以前勤めていた会社の同僚の女性が言うと、まわりの特に女性の同僚たちがびっくりしていた。マスヲも当時は確かにそう思った。

 人の気持ちのわかる大人になりなさい、と子供のころから学校の先生やまわりの大人たちから言われて育つのが一般的だろう。
 だが、最近マスヲはよく思うのだ。人の気持ちなんてそんなに簡単にわかるものでもないし、わからないのではないかと、あきらめはじめている。
 だからといって人の気持ちに寄り添うことを否定している訳ではなくて、人の気持ちに近づこうとする意志は必要だが、ひとりひとり個性や人生経験が違うために、自分以外の誰かの気持ちや感情を完全に理解するなんてことは途方もなく大変なことではないかと。

 人の気持ちがわからないと言った彼女はとても正直な人だと今では思い返して考えるし、それに対してびっくりしていたマスヲたちの方が子供だったと思う。
 わかっています、という言葉を簡単に使ってしまう人を見ると、最近は何がわかっているのかとその人を斜めに見られずにはいられない。