淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

トナカイさんになって待っていた

 今、11時26分。午前中まであと30分だ。
 別居している妻から連絡があり、今日の午前中に子供と一緒にクリスマスプレゼントを受け取りにくる予定になっている。
 朝から年賀状を書きながら待つことにしたが、買った枚数分はすっかり書き上げてしまった。ここ数年、書いて送るのが遅くなってしまう年賀状だが、今年は元旦には届けられそうだ。

 書いた年賀状をチェックしていたら、お互いの喪中などが続いたせいで漏れていた友人2人を発見できた。さらに、大事な人に年賀状を送付することを忘れていたことにも気がつくことができた。自社の社長宛をすっかり忘れていた。

 娘たちが何時来てもいいように、頭にはトナカイの帽子をかぶっている。そんな姿でパソコンとプリンタを操作しているところを誰かに見られたら、爆笑必至だろう。
 彼女たちの正確な来訪時間を把握できていたならば、トナカイさんになっている時間も短くすることができたのに。
 そろそろ首に帽子の重さを感じはじめてきたし、その影響からかキーボードを叩いていると右肩までが痛くなってきた。

 先ほど、妻にメールを送った。まだ?と。だが、返事は今のところない。
 午前中はどれだけ待たされてもよいのだが、午後からは予定がいくつかあるので、来れなくなったのならば連絡くらい欲しいのだが、どうだろう?

 お昼前に娘が車から降りてきた。時計を見ると11時45分を過ぎている。妻は車のエンジンをかけたまま降りて来ない。
 妻宛に届いた喪中葉書と一緒に、クリスマスカードとプレゼントを娘に手渡した。どうやら気に入ってくれたようだ。娘の笑顔は当たり前の様に可愛い。

 昼食を食べた後、近所の友人宅に自転車で向かった。クリスマスカラーではないけれど赤いジャンバーとトナカイの帽子をかぶって。
 穏やかな晴れている週末の休日。表は暖かいせいか、近所の公園からは子供たちの声が聞こえる。そんな声をかすめながら、自転車のペダルを漕いでゆく。

 アポなしで友人宅を訪れたが、作戦成功だった。友人の長女と長男が出迎えてくれた。
 特に3歳になる長男の食いつきが良かった。出迎えてくれた2人にそれぞれクリスマスカードをプレゼントすると無邪気に喜んでくれた。
 今日は友人には用はないので、玄関先で失礼した。自転車に跨る前に帽子を脱いで。