淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

キャンセルされてしまったけれど

 予定通りならば、今日は娘とスキーに行くはずだった。今シーズン初だったので、楽しみにしていた。こちらはバイトのシフトを無理言って変えてもらったのにも関わらず、キャンセルされてしまった。
 嫁からの簡素な文面のたった一通のメールだけで。詳細な情報はないので理由はわからないが。

 娘には会いたかったけれど、その代わりに今日という日をいつもよりも有意義な日にしたいと思ったので、朝から訂正中だった初稿を修正して、ついに脱稿することが出来た。
 そして、先ほど参加している同人誌の主宰に原稿を送付した。15年ぶりの小説が完成したのだ。自分としては感慨深い。

 初稿を読んでいろいろな指摘やハードルを提示してくれた友人にはもちろん感謝している。だが、それ以外にも感謝したい人は何人もいる。
 まずはこのblogを読んでくれている読者。特に間接でも直接でももらった意見は自分の励みになっている。それらの言葉がなかったら、今日までblogを書き続けられなかったかもしれない。いや、怠惰な自分では書き続けられなかっただろう。

 それから書き上げた小説には、モデルになっているお店があり、そこで働いていた女性もモデルにしている。
 以前からその店には時折、遊びに行っていたが昔からの友人があるタイミングで誘ってくれたのだ。ある日の夜に。その日に飲んでいたらひょっとしたら小説が書けるかもしれないとなんとなく思えたことがあった。
 その友人と登場人物のモデルになってくれた2人のお店の女性スタッフにも感謝したい。

 そして、15年前の作品を読んで愕然とした自分に関与してくれた人たち。こんな作品を書いてそれなりに満足していた自分を変えてくれたからだ。一番はやはり、自分の娘だろう。
 結婚して自分は変わったかと言われれば変わったと思う。成長したかと問われたら成長した実感はない。
 だが、娘が産まれてから自分が成長できたかを問われたら、確実に素直に言える。はい、と。
 彼女が自分の年齢くらいになった時に、今日書き上げた作品を読んでくれたら、これ以上の喜びはないだろう。

 今日の午後は同人誌の例会だ。スキーに行っていれば欠席するつもりだったが、出席できることになった。
 ひょっとしたら、今日の会でいつも以上に自分に得るものがあるかもしれないと、思ったりしている。
 また、当然のようにその場で出戻りを認めてくれた主催にお礼を言いたいと思っている。
 そして、そのきっかっけを作ってくれた同人が今日の会に出席していればその彼女にもお礼を言うつもりだ。
 そろそろ例会に出かけるための準備に取りかからなくては。