淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

節分と投票日

 今年の恵方は東北東。尾張四観音では、地元の竜泉寺がその方角に当たる。
 その影響からか、9時前に家を出ると、近所の幹線道路はいつもより車が多かったし、近所のコンビニの駐車場まで普段の週末よりも混雑していた。

 先週は副業先のシフトを高校生に譲ったので、2週間ぶりのアルバイトとなった、今日。竜泉寺に近いことと、あるイベントのせいで、営業時間中は来客が多くなって忙しくなることを予想していたが、その通りとなってしまった。
 どういう理由からかはわからないが、選挙の投票日はアルバイト先のラーメン屋が忙しくなることが多い。投票行動には、ラーメンが食べたくなる何かがあるのだろうか。

 自分の当たって欲しくない予報は当たったが、天気予報が見事に外れた。雨の予報は出ていたが、降り始めるのは夕方が予想されていた。
 14時まで副業先のラーメン屋で働いていたが、帰宅しようと店の外に出るとパラつきだしたので、家路を急いだ。洗濯物を干しっぱなしにしていたし、昨日使ったスキーとスノーボードのブーツをそれぞれ玄関先に干していたからだ。

 それらを雨があたらないところに移動させると、すぐに車に乗り込んだ。あるところへ向かうためだ。目的地は投票所。
 今日は愛知県知事選挙の投票日だったから。知事選挙といっても、残念ながら今回は出来レースのようなもの。現職の大村知事に共産党が推薦する榑松佐一氏との一騎打ちだったから。初めから結果は見えていた。

 投票所の駐車場へ到着すると、閑散としていた。最近の選挙の中では一番車が少なかった。
 車から降りて投票所へ歩くと、入口の段差で若い女性が車椅子を押していた。ひとつめの段差は何とか超えたが、次の段差で苦労していたので、自分から声をかけて車椅子を押した。車椅子を押していた女性の後ろ姿が気になったこともあるが、通路の幅が狭かったことも理由だ。

 すると、2人の女性の言葉が重なった。押していた人と車椅子に乗っていた2人から、お礼の言葉をもらったからだ。別に特別なことをしたとは思わなかったが、誰からでも言われると嬉しい言葉がある。その言葉とは、ありがとう。
 広くなったところで、彼女たちの横をすり抜けて振り返ると、2人とも素敵な笑顔を浮かべていた。

 投票所へ入ると、係員や立会人たちは退屈そうにしていた。投票所に、自分以外の投票者が居なかったからだ。事前に投票者を決めていたこともあり、自分の投票はすぐに終わった。
 投票所の出口で最近、ある人たちに声をかけられることが多かったが、今日の選挙ではそれもなかった。ある人たちとは、マスコミの出口調査員だ。今回の選挙はマスコミの感心も高くなかったのかもしれない。

 開票の結果はすぐに出て、現職の大村秀章知事の三選が決まった。はっきりいってこの節操のない男のことを自分は好きになれない。アクが強い男、河村たかし名古屋市長よりも。