昨夜の就寝時、今夏初めてエアコンをかけようと思って、リモコンスイッチを触ったが動かない。リモコンの電池が無くなっていたからだ。
電池が残っているリモコンで再びエアコンのスイッチを入れようとすると、送風口は開いたが風が送り込まれることはなく、エアコン本体に何やら見慣れない文字が浮かんだ。どうやら、エアコンに異常が起きたようだった。
分不相応ながら、20年ほど前に建てた注文住宅に住んでいる。そのころの流行で電気などの配線やエアコンなどに必要な換気口などは全て、密閉された設計になっている我が家。
エアコンはフロア毎に室外機が集約されている、システムエアコン。その室外機が故障すると、その階全体のエアコンが使えなくなってしまう。
かつて、1階の室外機が壊れたことがあった。その修理の見積もりを最初に依頼したときには、300,000円前後だったが、夫婦でその支払いの負担割合を話し合うとなかなか折り合わず、時間がかかってしまった。
再度、見積もりを依頼すると今度はほぼ倍の金額を提示されたことは、びっくりしたので鮮明に覚えている。
結局は、いくつかの業者から相見積もりを取って、修理したがそれでも500,000円ほどかかってしまった。
見積もり時に価格が気になるのなら、システムエアコンを辞めて各部屋個別にエアコンをつけることを提案されたが、どうしても承服できなかった。
自分の収入では二度と家を建てることはできないと考えていたし、無理して買った家に必要の無い新たな穴を開けることには、どうしても抵抗があったからだ。
その時につくづく思った。分不相応な買い物はするべきではないと。
実際に、友人知人たちが家を建てたいと相談を持ちかけられると、自分の経験から100パーセント反対しているが、ほとんどの場合は自分の意見は取り入れられない。
もっと酷いこともあった。自分の意見を聞いとけばよかったなどと言われた友人に、今度は弟が家を建てようとしているので、弟をたしなめて欲しいと。これには、流石に愕然とした。
友人の弟とは子供のころからそれなりに面識があり、何故か弟の結婚式の二次会に出席を請われたので、出席したことはあったが、二人だけで会うほどに深い間柄でもなかったからだ。
話を元に戻そう。おそらく今回も2階用のエアコン室外機が壊れていると推測している。
また、システムエアコンを導入するとどれくらいの見積もりになるのだろう? 1階の場合、エアコンは2台だったが、2階には3台のエアコンが取り付けてあることを考えると、1階の修理時よりも高額な出費が必要なことは目に見えている。
ただでさえ、離職中なので出費をできるだけ抑えたいと考えているのに。ただ、世の中はいつだって、そんなものなのかもしれない。