淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

39の日

 週の始まりである昨日の日曜日はゆったりと過ごした。ぐったりしていたので、何もする気が起きなかったというのが正確なところだが。

 洗濯物を干した後、スーパー銭湯に出かけた。
 こんな状況だし、午前中ならば空いているだろうと考えたからだ。
 雨の中、車を走らせて目的地の駐車場に辿り着くと、自分が想定していたよりも車は多かった。駐車場がだだっ広く見えることを想定していたからだ。

 フロントを抜けて脱衣所に着くと、マスクをしている年配客がいた。そんなに感染症が怖いのならば、家に閉じ籠もっていればいいのに、と心の中で毒づいてしまったのは、ここだけの話。
 それでも普段の日曜日よりは幾分、空いていただろう。

 風呂上がりの帰り道、マッサージ屋で全身のマッサージを受けた。
 身体が楽になった後は、久しぶりにあるラーメン屋を訪れて、久しぶりに台湾ラーメンを食べた。
 駐車場は一杯だったがカウンターだけの席は割と空いていた。

 その店を訪れたのは何時以来だろう? 大盛を頼もうとしたら、メニューから消えていた。
 店員には代わりに替え玉を注文するように助言された。
 ラーメンライスやラーメンチャーハンの気分ではなかったので、仕方なく店員の言葉に従った。

 大盛と替え玉の違いを他人に詰問されたら答えに窮するが、少なくとも昨日の自分は替え玉ではなくて、大盛の気分だった。

 しばらくその店を訪れていない間に、いくつかの変化があった。大盛がなくなった他にもメニューが変わっていた。
 台湾混ぜそばとニラレバ丼がメニューに加わっていた。シンプルなラーメンも。
 台湾混ぜそばには商売っ気しか感じなかったが、ニラレバ丼には少し心を惹かれた。その店のニラレバは人気メニュー。自分も気に入っていたから。

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何年も前の上高地。娘も一緒でした。
 娘が産まれた日の夜、この店でニラレバを食べながらビールを呑んだことを、この文章を書いている今、思いだした。
 そのころの自分には全く余裕がなかったせいで、妻にデリカシーのかけらもない言葉を口にしてしまった。
 そのせいで彼女は感情を取り乱し、自分は病院を追い出されてしまった。
 それでも、無事に産まれた娘を見てホッとしたことは今でも覚えている。

 その時の自分には今の状況は全く想像できていなかった。妻や娘と離れて住んでいること。父がこの世からいなくなること。自分が娘に対して、特別な感情を強く抱けることを。

 考えたら今日は娘の誕生日。ただそれだけで、優しい気持ちになれるのは何故だろう?
 もちろん、春が始まったせいだけではないだろう。

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今日の写真のモデルはまやさん。