淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

Love-charm

 今回のblogのタイトルは久しぶりに迷った。最初の候補としては40歳を過ぎたオッサンが書いた文章のタイトルとしては、気持ち悪すぎた。ズバリ「恋は魔法」。
 推敲したら書きたいことに対しては高尚になってしまった。「love-charm」とはシェイクスピアの喜劇『夏の夜の夢』の原文に出てくるからだ。

 昨夜は副業先の忘年会だった。開宴は18時30分だったが、自分は間に合わなかった。その時間にはまだ地下鉄を駅で待っていた。
 何故か? 掃除当番だったから。今の現場の会社では毎週火曜日の就業後は掃除をすることになっている。
 プロパー社員と外注とで掃除をするのだが、全員ではない。全員を3班に分けて交代で掃除を担当することになっている。エンジニアに掃除をさせるなんて、変わった会社だとつくづく思う。

 素人に掃除をさせるのだから雑だし、お世辞にも綺麗なオフィスとは言い難い。社員はともかく自分を含めた外注は早く掃除を終わらせて帰宅することしか頭にないだろう。自分がいつまでいるかわからない場所に愛着を持つのは難しいと自分は感じている。

 忘年会のお店に着いたら19時を過ぎていた。他の多人数のグループも忘年会をしていた。そちらのグループはビンゴゲームやじゃんけんなど派手なことをしていた。どうやらそのグループも会社の忘年会のようだった。

 席に着くと遅れてくる自分のためにメンバーが、舟盛の刺身などを分けて取って置いてくれたりしてくれていた。
 料理だけで3500円のコースだったが、それ以外にも単品のメニューを自分が来る前に皆が何品か注文していたようだ。
 ネギトロが油くどく感じるくらい山になって乗っている軍艦巻きなどは褒められたものではなかったが、全体としては満足できた。
 下戸が多いために飲み放題をつけなかったようだが、メリットして時間制限も無くなったのでのんびりと皆で会食できた。

 ここ数年の忘年会の中では1番雰囲気の良かった会になったのではないかと、自分は思う。
 その理由は店の責任者、チーフであるマコちゃんが憧れているマドンナのお陰だ。

 会食中も一番奥の席でマコちゃんとマドンナが向き合って座っていた。例年、何かとしでかすマコちゃんが実に大人しかった。

 支払いも会社から提供される予算よりも1人あたり、1000円近くオーバーしていたらしいが、チーフが男気を彼女の前で見せてくれた。50歳の男が38歳の女性の前で粋になる。
 いくつになっても恋は人を変える力があることを見せつけられた一夜だった。