平昌オリンピックも今日で終わりだ。今までの冬季オリンピックの中では一番興味を持てた。
まだまだ下手糞だが自分がスノーボードをはじめたこともあって、見るアングルも変わってきたこともあるだろう。
男女ともスノーボードのハーフパイプには自然に興味を持てた。中でも平野歩夢とショーン・ホワイトの勝負は印象深かった。
逆に男子フィギアスケートにはどうしても強く興味を持てなかったのだが、メダルを獲得した羽生結弦、宇野昌磨両選手の頑張りは否定しない。
だが、自分のような考えの国民がいても羽生選手に国民栄誉賞に押されてしまうのだろうか。自分は違和感を覚えるが。
仕事から帰ったあとにテレビを点けるとタイミングよく行われていた競技がある。女子カーリングだ。
見ていると選手たちのルックスの良さも相まって知らず知らずのうちに引き込まれていった。ちなみに自分のお気に入りはサードの吉田知那美選手。
カーリングをする女性が魅力的に見えるのか、魅力的な女性がカーリングに興味を持つのか、どちらなのだろうか。
一昨日行われた韓国戦もテレビの前で応援していたが惜敗してしまった。
昨夜行われた3位決定戦も近所の焼き鳥屋で友人と一緒にビールや焼酎のお湯割りを片手に彼女たちを応援していた。最後のエンドでイギリスに勝利した瞬間を見届けることができた。
観戦中にほろ酔いで彼女たちの会話を聞いているとほっこりしてくる。会話の中でも『そだねー』が耳に残る。
自分以外にも『そだねー』に引き込まれている人が多いようだ。人気のキーワードにもなり始めていて、早くも今年の流行語大賞ではという気の早い意見も挙がりはじめているらしい。
試合中の彼女たちの会話を聞いていると『そだねー』のあとに『うん』という相槌もよく使われている。彼女たちはお互いの意見を真っ向から否定していない。相手に同調しながら少しずつ方針を決定しているようだ。そういった方法がチーム内の雰囲気を明るく良いものにしているように感じる。
彼女たちの魅力でもあり、武器でもあるのが他人への同調力。人はどうしても他人に自分のことをわかって欲しいという承認欲求があるだろう。だが、自己の承認をしてもらうためには相手の承認もしなければならないという当たり前のことを女子カーリングチームに教えられたと思う。
もちろん、スポーツなので結果は大事だ。メダルの色も。
だが、それよりも彼女たちに気づかせてもらったことはそれ以上に価値があることだと自分は思う。