昨日に続き、今日も日曜日のことを綴りたい。
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午前中の円頓寺商店街で撮影を行った後、自宅に戻った。
午後のロケ地だったどうだん亭が、自宅から最寄りの場所だったから。
市こそ、自分が住む街名古屋からはおとなりになる尾張旭市だったが、自宅から車で走れば5分もかからないほどの距離。
自分のまわりの多くは、近くにどうだん亭があることを認識してはいるが、実際に訪れたことがない人の方が多いだろう。
自分も撮影会が行われた日曜日までは、足を運んだことがなかった。
わかり難い場所だとは聞いていたが、実際に迷ってしまい、参加することになっていた3部の開始時間だった15時に、数分遅刻した自分。
学生のころ、学校から遠い生徒がきちんと登校し、近くに住んでいるヤツに限ってよく遅刻するような例になってしまった。
駐車場に車を停めて木戸の門をくぐった瞬間に、趣のある空間が広がった。
自宅の近くにこんなに風情のある場所があるなんて、その日まで知らなかった。
玄関まで向かうと、撮影会のメンバーが出てきて撮影が始まった。
傾きかけた柔らかな斜光が辺りを照らしていた。モデルのななみんだけでなく、その光までも上手くファインダーに捉えたいと思っていたのは、自分だけではないだろう。 カメラマンが二回りほどして前半が終わると、後半は屋内での撮影となった。
庭だけでなく、建物の中も味があった。国の登録有形文化財に登録されているだけのことはある。
屋内に撮影場所が移ってから、最初の自分の撮影順の時だった。ななみんこと、加藤凪海さんが自分に次のような言葉を語りかけてくれた。やっと喋ってくれたね、と。
6月の撮影会で知り合ってから、不愛想になってしまっていることに自身でも気がついていたので、どうにかしようと藻掻いたこともあった。
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日曜日の撮影会にはあることを決めて臨んだし、その決めたことを一部の撮影会の撮影順が自分に回って来た時に、一番最初に伝えた。今日はなるべく標準レンズで撮影するから、と。
ポートレートを撮影する場合、使用するレンズは中望遠を選ぶのが一般的。そのレンズを使用した場合、被写体まである程度の距離を置かないと撮影できない。
だが、標準レンズを使えばモデルへの距離は中望遠の時と比べると近くなる。
彼女に近づいても魅力にオタオタしないようにするためだった。もちろん、実際にはとても冷静ではいられなかったが。
それでも今までよりは、彼女に対して少しは話しかけていたのだろう。凪海さんがそんな言葉をくれたのだから。
いつになったら、彼女の目を見て話しても普通でいられるようになるのだろうか。中二が遠い昔になっている、アラフィフのオッサンなのに。