淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

保育園の梅の樹

 歯科と心療内科に通院してから出勤することになっていたので、少しゆっくりと起きた今朝。
 自宅のすぐ脇は、地元の小学生が集団登校するための集合場所。
 自分の通勤場所が近い時には彼らの声をよく自宅で聞いた。今の現場になってからは、彼らの声を聞いた記憶がない。

 春眠のまどろみと朝食を天秤にかけた。結果、朝食を抜いたままでいつもの駅に急ぐことになった。
 1時間以上は遅かったので、駐輪場で自転車を止めるスペースはいつもよりも奥の場所になった。
 今日、改めて気が付いたが奥の方、遅い時間に停められたと思われる自転車には電気自転車が多い。何か相関関係があるのだろうか。

 ここ最近は降りたことがない駅で降りた。自分の実家が最寄の駅に。子供のころ、どこかに出かける時に利用するのはこの駅だった。
 だが、今日は実家に向かうために降りたのではない。歯科医に向かうためだったので、実家とは逆の方向に向かって歩いた。

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今朝、先ほど撮ったばかりのワンショット。
 しばらく歩くと前方に保育園が見えてきた。この保育園では別れて住んでいる妻が働いている。園児が多くて、地元ではそれなりに名が知れた保育園。
 近づくと園児の声が聞こえてきた。道と園を遮るためのフェンスから梅の樹がはみ出して咲いていた。濃い色の八重咲で目を奪われたが、近づくのは気まずい気がした。
 仲がよかったころでも妻は、職場の人間に自分を会わせたがらなかったからだ。
 自分との状況を職場でどのように説明しているかは知らないが、保育園の様子を伺っているように自分が思われたら、嫌みの一つや二つくらいは言われる可能性は充分にある。

 歯科医で治療を受けると、駅までの道を戻った。来るときは下り坂だったが、戻るのは上り坂。
 上りでも歩くのがに苦痛を覚えるようなキツイ坂ではない。視点が気持ちよく上がっていくような、ゆるやかな坂道だ。
 行きと違って帰りは保育園のフェンス側を歩いた。何故か子供たちの声に引きつけられたから。

 家を出る前に聞いた小学生たちの声とは違っていた。園児たちが園庭で遊んでいたので、テンションが高かったこともあるかもしれない。
 罪のない子供たちの声に魅力があると思って聞いていたが、園の横を通り過ぎた後には別のことを考えていた。

 園児、皆が楽しい訳ではないだろう、と。まわりがはしゃいでいるのについていけない園児もいるかもしれない、と。
 子供だからといって、大人の目線で一括りに考えるのは違っているように思えてきた。
 ちなみに、自分の保育園時代は楽しくないことの方が多かった。年長に進級してガールフレンドができるまでは。

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今日の写真のモデルはゆる子さん。さくらフォト撮影会にて撮影。