淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

世間様は何故不倫に目くじらを立てるのか

 ある週刊誌がことさら不倫を取り上げるからなのか、それともそのようなことを記事にすると週刊誌が売れるからなのかは分からないが、このところテレビやインターネットで不倫というキーワードが多く取り上げる。

 きっかけはベッキーだった気がするし、最近大きく取り上げられているのは斉藤由貴と代議士の山尾志桜里だろう。
 多様なタイプに惹かれやすいマスヲでも、ベッキー山尾志桜里の2人は全くタイプではなない。ベッキーに至っては何で彼女みたいに見かけもたいしたこともないし、面白いことを話すわけでもないのにタレントとして芸能界でポジションを築いてきたのか不思議で仕方がない。

 副業先のラーメン屋の責任者が昔、彼女を絶賛していたが不思議で仕方がなかった。彼はマスヲより5歳ほど年長だがマスヲよりもストライクゾーンがかなり広いし、酷い。彼のようなワイドなストライクゾーンを持つ男性が多かったから彼女のようなタレントに需要があったのだろうか。あくまでこれはマスヲの仮定だが。

 不倫は民法上の不貞行為に当たる可能性があるだけで、お互いの身内なども含めた当事者しか関係ないことだというのがマスヲの見解だ。
 50歳を過ぎても魅力的な斉藤由貴はマスコミに追い回され、山尾志桜里民進党のエースだったのに離党することになり、議員辞職の噂まで流れていた。
 マスヲは1人の有権者として、彼女は離党する必要もなかったし、代議士を辞める必要もないと断定する。
 昔から男性の政治家だったら愛人を囲っているなんて話はざらで、最近見直されつつある田中角栄元首相も愛人との間に子供を作っているのは有名な話であるはずだ。

 では何故、最近の世間様はこんなにも不倫をしている人たちをパッシングするのだろうか。
 景気が悪くなると世間様は厳しくなると何かの本で読んだ。最近、安倍首相の支持率の低下とともにアベノミクス神話にも陰りが出てきている。自分たちの暮らしが厳しいと考えている庶民も多いだろう。
 そういう観点から考えると、日々の生活が厳しい人たちのわかり易いスケープゴートとして著名人の不倫をバッシングしているのではないだろうか。

 また、生涯未婚率や独身の特定のパートナーがいない人が増えていることも統計上証明されている。
 そういう人たちも不倫を僻んでいるのではないだろうか。
 収入を増やすこと簡単ではないが、他人の色恋を羨ましがっているくらいなら、ほんの少しの勇気を持って行動を起こせないのだろうかと、マスヲは思わずにはいられない。

『OS☆U』と『レ・ミゼラブル』

 先週の金曜日、土曜日に休日出勤することにしていたので、いつもよりは早く事務所を出た。地下鉄の改札に向かっているといつもは喫煙所に成り下がっている仁王門通りの入口、招き猫ゲートの辺りに人だかりが出来ているのが見えてきた。しかも、なにやら聞きなれない音楽まで聞こえてきた。

 人だかりの向こう側に若い女性のグループが歌って踊っていた。彼女たちの着ていたユニフォームになんだが見覚えがあった気がしたのでしばらく考えていたら、大須の商店街の所々で目にすることが出来るポスターを思い出した。彼女たちは『OS☆U』だった。
 名古屋のローカルアイドルなので一度は生で見てみたいと思っていたが、ステージまではほんの数メートルで彼女たちを見ることができた。

 女性アイドルグループのステージを生でみるのは2回目だった。初めて見たのは『チームしゃちほこ』。栄のオアシス21のステージで彼女たちのライブを通りがかりに偶然目にした。彼女たちは大手芸能事務所所属ということもあり、ファンも多くステージまでの距離も遠かった。
 だが、『OS☆U』も同じ名古屋のローカルアイドルとはいえ、マイナー過ぎるせいか声援を送っているファンも少なかったので近くで見ることができた。
 ステージまでが近いせいか彼女たちのダンスは切れていたし、真剣にステージを務めているのが伝わってきたので、2曲くらい何気なく見ていた。

 昨日、実家で食事をしているときに弟に生で『OS☆U』を見たことを話題として提供したら、彼は知らないどころか全く興味を示さなかった。彼女たちの知名度はそんなものなのだろうか。

 数年前に『レ・ミゼラブル』の映画を劇場に見に行き感動したので、その時も実家での食事時に映画の感想を話題として弟に提供したことがある。
 話しの流れで原作を読んだことがないことを話した。
「読んだことないの?」と彼にドヤ顔で言われてしまった。彼にとっては『レ・ミゼラブル』の原作を読むことは常識なのだろう。流石に東京の有名私大の文学部を卒業したことはあると関心はしたが、そんなに見下したような言い方をしなくてもいいのにと感じた。

 だが、ひょっとしたら弟が『OS☆U』を知らないことを知ったときのマスヲの態度はどうだったのだろうか。後で少し気になりだした。
 名古屋市民や名古屋市近郊に住んでいる人たちにとっては『OS☆U』と『レ・ミゼラブル』はどちらがより認識されているのだろうか。このことも気になっている。

バーベキュー

 今の現場で今月末の休日にバーベキューが行われるらしい。今月末が今の工程の締めのはずなのに、そんなのんきな行事が実施できるのかが疑問だったが。
 参加の是非を聞かれたプロパーの人間が人当りの良い人だったこともあり、日時や参加費などを聞いて1日考えた振りをして翌日に断った。
 マスヲは職場で利害が対立するような人間と休日を過ごすような大らかな人間でもないし、ましてやそれがバーベキューなんてとんでもない話だ。
 しかもこちらがゲストなはずなので会社の経費で参加費を無料にしてくれるくらいの気遣いはないのだろうか。

 そもそもマスヲはバーベキューが嫌いだ。何故、バーベキューが好きな人たちがいるのかが不思議なくらいだ。
 飲酒運転に対して世間の見る目が厳しいために、お酒を飲めない人間かお酒を我慢できるような自制心が強い人間を捜さなくてはいけない。マスヲだったらただでさえバーベキューが嫌いなのにビールが飲めなかったらますます気持ちが萎えてしまうだろう。

 また、現地に着いてもすぐに食べられない。まず、炭に火を熾さなくてはならない。着火剤やバーナーなど便利な道具が増えてきたとはいえ、ガスや電気のスイッチをいれるのとは訳が違う。
 火の準備が出来たあとは火加減が難しい。上手く炭で焼いた肉は美味しいかもしれないが酔っぱらいが焼く肉は、バーベキューの進行にしたがって焼き方が雑なものが増えていき、見ただけで食べたくないような焦げたものも出てくる。
 しかも、酔っ払って気分よくなったのにも関わらず、片付けるという面倒くさい仕事が待っている。
 そしてバーベキューにかかった金額から参加費を計算すると大抵の場合は安い居酒屋で飲む金額と大差がない程度になることが多い。

 そんなバーベキューにもメリットがある。マスヲならバーベキューを行うよりも焼肉屋で肉を食べる方が好きなのだが、バーベキューが好きな若い女性はびっくりするほど多い。そのメリットのためにマスヲは何度もバーベキューの幹事を引き受けてきた。
 コンパだったら参加に首を縦に振らないような女性でも、バーベキューであれば嘘のように参加してくれる。そのことに気がついたときには本当に不思議な気分だった。
 しかもバーベキューの場所をできるだけ遠くに設定すれば、参加した女性たちと時間を多く過ごせるので、アピールできるチャンスも増える。
 実際、マスヲの友人の中にバーベキューでより仲良くなって結婚したカップルもいるほどだ。

瀬戸物祭り

 子供のころから馴染みのある祭りだがここ数年、瀬戸物祭りに出かけていない。母親が瀬戸の県立高校を卒業しているので子供のころから母親によく連れて行かれたからだ。
 尾張瀬戸駅前から瀬戸川沿いの陶器の廉売市が有名だが、マスヲにとってはそれよりも重要なイベントがある。
 瀬戸物祭り中の土曜の夜に花火が打ちあがるのだ。夏の間中に花火を見忘れていて、花火が見たくなった年などはこの花火だけを目当てに出かけることもあった。

 何かの因果かもしれないがマスヲも母親とは別の学校ではあるが瀬戸にある公立高校に進学して卒業した。
 在学中は放送部に在籍していたのだが、アナウンス技術に優れている部員は場内アナウンスのボランティアとして駆り出されていた。ちなみにマスヲは場内アナウンスの手伝いをしたことはないのだが、他の部員がお手伝いをしている以上、祭りに顔を出さなくてはいけなかった。

 瀬戸物祭りは雨が降ることが多いが今年は雨の心配はなさそうだ。瀬戸物祭りは磁租である加藤民吉を祀るお祭りなのだが、雨が降りやすいのは加藤民吉に絡む逸話が関係していると言われている。

 実は今年は久しぶりに祭りに出かけようかと考えていた。今年は花火を見ていないし娘と夏休みに夏らしいことを一緒に体験できなかったので一緒に花火が見たかったからだ。
 週初めに妻にメールで連絡したら予定があるとの理由で断れてしまった。どうしても譲れない理由があれば仕方がないが、娘に聞いてくれたのかも怪しかった。メールの返信が即答だったからだ。

 だが、妻のその態度に今回は正直救われた。
 先日、仕事の現場で緊急の会議が行われた。今まで一度も会議や打ち合わせなど開かれたことがなかったのでそれだけで嫌な予感がしていた。
 マスヲと同じ作業をしている外注エンジニアたちに今の工程の作業を9月中に必ず終わらせて欲しいと無理強いをしてきたのだ。
 彼らとは理論的な話合いは無理だと日ごろから考えていたので自分の本音を話さなかったが、マスヲより年長のエンジニアが明らかに工数不足であり、プロパー側のスケジューリングミスであることの根拠を挙げて丁寧に説明したのだ。
 マスヲは彼の話を聞きながら大人だと関心もしたが、所詮意味のない結果になるとも思っていた。
 案の定、会が進行するにしたがってプロパー側は無理を重々承知でお願いしたいとの言葉で会は終わってしまった。
 よって9月中、残業はもちろんのこと多数の休日出勤が発生することが確定した。今日もこれから出勤することになっているので、もし、娘と祭りに行く約束をしていたら彼女をがっかりさせることになっていただろう。

2大政党の名古屋市会議員は1人の有権者の質問にも答えない

 民進党山尾志桜里がマスコミを騒がせているがマスヲにとってはどうでもいいことだ。他の有権者はどう思っているかはわからないが。
 選挙権を取得してから全ての選挙に投票しているが、自分が齢を重ねるごとに立候補者への投票の基準が変わってきた。

 選挙権を取得したころは、政治家として能力が低くても清廉潔白な人物と政治家として能力が高いが佞悪醜穢な人物であれば前者に投票していた。
 だが、最近は変わってきた。そもそも完全にクリーンでいる人間の存在自体を疑っているからだ。

 このblogで以前書いたことの経過を書きたいと思う。マスヲが住んでいる名古屋市のある区からは2大政党からひとりずつの市会議員が当選している。
 その2人に以前マスヲは名刺を差し出して、有権者であることを告げたうえで名古屋市水道料金がクレジットカード決済できないことについての質問をした。
 そしてその回答を名刺に書かれているメールアドレスへ連絡してくれるようにお願いしてあったが、それからもう3か月以上過ぎている。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 ちなみに民進党の市会議員事務所はマスヲが週末に働いているラーメン屋から近いので議員も時折食べに来ていた。
 マスヲと一緒に働いてパートの女性はそれまで議員を気に入っていたようだったが、マスヲが議員に質問した内容のリアクションが無いことを話すたびに彼への見方が変わっていくことを感じていた。

 マスヲは時々自分が読んで良かったと感じた本の中から、彼女の好みに合いそうな本を貸すことがある。彼女が議員に失望しかけている時に元代議士の山本譲司が書いた「獄窓記」を貸したのだ。
 彼女はこの本に感銘を受けたらしく、マスヲが「続 獄窓記」も持っていることを話すとすぐに貸して欲しいと言ってくれたほどだった。

 ある日、民進党の市会議員がお昼にラーメンを食べにきた。パートの女性が注文を取りに行きがてら「獄窓記」を彼に読んだことがあるかを尋ねたら、その著作の存在自体を知らなかったらしい。そのやりとりを彼女の背中越しに見ていたマスヲもびっくりしたが、彼女はそれ以上に落胆していた。
 地方自治は民主主義の学校と義務教育で教わるが、自民党民進党の市会議員が有権者の質問を無視するような状況では、子供たちに大人になったら選挙に行くことを諭すのには説得力にかける気がするのはマスヲだけだろうか。