淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

ブラマスヲ ~大須④~

 お昼休みを仕事の都合のためにずらして取ることにした。いつもは12時からだが他の人が休んでいないときにしかできない作業があったために、13時からお昼休みを取った。
 個人的には12時からのお昼休みより、13時からの方が好きだ。9時始業の会社が多いと思うが13時からお昼休みを取ると休みの前後の仕事の時間が4時間ずつ半分になるからだ。

 せっかくなので12時からの休みだと混雑してしまう店で食事をすることにした。仁王門通にある有名なピザ屋で食事をした。これもお昼時間をずらすメリットだと思う。
 オープンカフェな作りになっており、マスヲは通りに面した席で食事を楽しんでいた。
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 表を見ながら食事をしていると、撮影禁止のプラカードを持った数人のグループが見えてきた。ちょっと異様な雰囲気だった。
 店内の方に目を移すと背中からでもわかるタレントが何人かいた。ひとりは明らかにザキヤマこと山崎弘也だ。ということは残りの数名はロバートかもしれないとあたりをつけた。おそらく「ザキとロバ」のロケかもしれないとぼんやりと見ていた。
 するとプラカードを持っていた集団と同じTシャツを着た感じのいい女性がステッカーとチラシを差し出した。
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 女性が言うにはこのロケで自分がTVに映って差し障りがあるようなら1週間以内にTV局に連絡して欲しいとのことだった。別に問題がないこととたまにこの番組をみていることを彼女に話したが、話題が続かなかった。
 魅力的な女性の前ではどうしてこんなにアドリブが利かないかと自分に軽い嫌悪感を抱いた。
 中年のお笑いタレントの写真を撮るくらいなら、彼女の写真を撮りたいくらいだった。冗談っぽくお願いしたらひょっとしたら写真を撮らせてくれたかもしれないと店をでた後にぼんやり考えていた。

 曇り空のせいか暑くなかったのでアーケードのない裏路地を食事後に散歩した。皆が仕事をしている部屋で休もうとしてもリラックスできないからだ。
 しばらく歩くと銭湯を見つけた。随分味のある銭湯で昭和な雰囲気を醸し出している。30年以上、大須に買い物や遊びに来ているのに初めて気が着いた。
 残業で疲れた後にこの銭湯のお湯で疲れを流すのも悪くないかもしれない。
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 銭湯を通り過ぎると小さな公園が見えてきた。しかも小さいながらも噴水まである。近づいてみると噴水が噴き出ている外側の貯水槽には錦鯉まで泳いでいる。
 少しアーケードを離れただけでいくつかの発見があった。まだまだマスヲが知らない大須がありそうだ。
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メイド喫茶のモーニングサービス

 大須の現場で働きはじめて1か月以上過ぎた。大須は名古屋ではオタクの聖地。そのために彼らが喜ぶような商品やサービスを提供するお店が多い。
 残業前の夕方に軽い食事を食べに行くことが多いが、その際にはメイド喫茶やそれに類するコスプレ関係のカフェやバーの女性スタッフたちからよく勧誘される。

 残業が無かったら誘いに乗ってもいいかなと思えるような魅力的な女性スタッフもままいる。何しろマスヲはストライクゾーンが広いから。
 先日、通院のために午後出社した際もメイド喫茶の前で可愛いメイドに誘われた。今から仕事でなかったら、と正直に答えたらメイドの彼女は少し笑ってくれた。

 今朝というか日付が変わったので昨日の朝、そのメイドが働いていたお店の前を通ったときに、あることを思った。
 メイド喫茶は何で朝営業していないのだろうかと。考えだしたら、喫茶店なので早朝から営業していても全然おかしくない気がしてきた。

 メイド喫茶で何を飲むかはご主人様の好み次第だが、喫茶であるからにはやはりコーヒーが一番似合うと思う。
 マスヲだったらコーヒーを一番飲みたい時間は朝だ。しかも朝から営業したらもっと違う客層が利用するかもしれない。シニアの男性なんかがひょっとしたら常連になるかもしれない。

 また、名古屋の喫茶といえば全国的にもモーニングサービスが有名だ。もし、メイド喫茶でモーニングサービスを提供してくれたら最高だろう。
 パンとサラダとオムレツなんかがワンプレートにあしらってあって、可愛らしいメイドがご主人様に飲み物と一緒に提供するのだ。ご主人様のテーブルにプレートを置いた後に、ケチャップでメイドオリジナルなデコレートをサービスするのだ。
「いってらっしゃいませ、ご主人様」、と出店するときに自分のタイプのメイドに言われて見送られたら最高な1日が切れそうな気がするのはマスヲの妄想だろうか。

 ビジネス的に普通の喫茶店のような飲み物を注文したら無料で提供されるような形式のサービスが難しいのなら、モーニングセットのような形でもかまわないと思う。マスヲだったら飲み物とのセットが1000円で御釣りが少しあれば利用するだろう。
 仕事に行くために朝起きるのが億劫なサラリーマンは多いだろう。会社に行く前に楽しみがあればベッドから少しは気分よく出られると思うのがどうだろう?

責任感という詭弁の言葉

 先月末日は久しぶりに定時で帰宅したが、帰りの電車内の様子がいつもと違った。
まず、酔っぱらいは皆無だ。居眠りをしている人もほとんどいない。逆に、本を開いている人が多かった。

 最近はマスヲが帰宅する時間は早くても20時ごろだ。その時間帯の電車内では本を開いている人はほとんどいない。その代わりにスマフォでゲームをしている人が目立つ。
 別にゲーム自体を否定しているわけではない。マスヲも昔は立派なゲーマーだったからだ。

 だが、昨今のソーシャルゲームの流行には違和感を覚える。マスヲにとってゲームとはエンターテイメントでもあり、カルチャーだとも捉えているからだ。
 だが、それはきちんと作りこんだパッケージゲームが前提だ。
 無料だからという理由でソーシャルゲームをしている人間の話を聞くと大抵は課金している。また、課金していない人はそのことを誇らしげに話す。マスヲにとっては何を持って誇りに思えるのかがわからない。

 マスヲも最近残業が多いので疲れている。疲れている帰宅時の電車では本を持っていても読む気がしないことも多い。スマフォで音楽を聴いたり、ネットニュースや自分のblogをぼんやり見ることが多い。

 昔、あるプロジェクトの飲み会でマスヲより年下の若いエンジニアたちが深夜にテレビ放送されているアニメを話題にして盛り上がっていた。マスヲは全くついていけず、ただ聞いているだけだった。
 話題の切れ間に何故見るのかを聞いてみた。すると彼らは次のようなことを答えた。残業で疲れて帰ったあとに難しいことを考えたくないからだと。

 残業疲れのためにアニメや、ソーシャルゲームに少ない自分の時間を使う人たちがいる一方で、定時に帰って帰宅途中に本を開いている人間との間には、日々確実に差ができるはずだ。
 だが、残業に追われて疲れ切っている社畜たちはそのことにすら気がついていないのかもしれない。まさに思考停止だ。

 経営者や世間で既得権益を握っている人たちは、社畜社畜のままに当たり前の判断や思考が出来ないような状態に追い込んでおくために、責任感という詭弁の言葉を刷り込んで残業させている気がしてならない。
 マスヲは自称仮面社畜のひねくれ者なので、そんな心配はない。

月9が楽しみだと

 珍しく月9を毎話見ている。『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』を。初めはそれほど真剣に見ていなかったが、ここ数週は月曜日が待ち遠しくなってきている。残業でリアルタイムに見えない可能性もあるので、録画もしているほどだ。

 第1話から見ようとした動機は比嘉愛未のファンだからだ。彼女は今一番看護師役が似合う女優だと思う。
 マスヲと同じようにこのドラマを見ている同性の知人と話すと大抵はガッキー目当てのようだ。もちろん、新垣結衣も可愛いとは思うがどうしても演技が一本調子のような気がするせいもあり、比嘉愛未の方に惹かれてしまう。
 また、最初は気になっていなかったが戸田恵梨香も回を追うごとに気になりだしてきた。彼女の役柄の中で時折見せる女性っぽさが魅力的に見えてきた。
 また、3人のヒロインだけでなく今シリーズから加わった新木優子にも好感を抱いている。

 マスヲの持論では映画は監督、ドラマは脚本家と考えていたがこのドラマに関しては持論を放棄している。別にこのドラマの脚本が稚拙だと考えているわけではないし、この作品の脚本を手掛けている安達奈緒子を卑下しているわけでもない。
 ただ、あまりにも魅力的な女優が4人も出演し、しかもそれぞれの素敵な個性が毎回ドラマの中でなによりも際立って仕方がないのだ。
 小説、漫画、ドラマや映画などのエンターテイメントはストーリーを重視するタイプのマスヲにとって、この作品は良い意味で異色の存在となるだろう。

 今の現場は毎朝の出勤が正直、気が重い。月曜日なら尚更だ。社会人になってからだけでなく、学生のころでも月曜日が来ることがなんとなく憂鬱なことが多かった。俗に言う、ブルーマンデー症候群だろう。マスヲ以外にも月曜日が憂鬱な学生や社会人は多いはずだ。

 だが、月曜日に何か楽しみがあれば1週間のスタートが少しだけでも気が楽になる。月曜日の日中を乗り切った夜に21時が待ち遠しくなるような月9があることがマスヲにとっては小確幸だし、同じように感じている視聴者も案外多いかもしれない。

 だが、それもあと数週で終わってしまう。次の月9がどのような作品なのか全く知らないが、『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』以上に見るのが待ち遠しくなるようなドラマだと嬉しいのだが、どうだろう。

45歳になるということ

 昨夜、保育園からの幼馴染と飲みに出かけた。最近、彼が名古屋に居ることが少ないこともあり、ほぼ1か月ぶりに会って話をした。

 昨夜はお互いの自宅から歩いて行ける行きつけの焼鳥屋で飲むことにした。その店はカウンターの他は狭い小上がりにテーブルが3つほどしかない狭い店だ。少し前までは大将が1人で店を切盛りしていたほどだ。
 だが、店で提供される焼鳥は大将が日中に1本ずつ手で串打ちしているので、美味しい。個人店なのでそんなにメニューは多くは無いが、こころのこりなどその店でしか食べることが難しい鳥の部位を使ったメニューもある。

 その店にマスヲの焼酎ボトルがキープしてあるが、マスヲと友人はお湯割りが好きなこともあり、真夏の間はボトルに手を付けずにビールばかりを飲んでいた。
 2人でビールを何杯か飲んだ後に久しぶりにボトルを飲むことにした。最近飲んでいないからもう流れているんじゃないかと、2人で大将に軽口を叩いていると、そんなことはしませんよ、と言いながらボトルを出してくれた。
 久しぶりに飲む麦焼酎のお湯割りも美味しかった。20時前くらいから飲み始めたが、22時を過ぎたころから他のお客が帰りだしたので、2人も店を出た。

 店を出て2歩いていると友人は独り言のように口にした。45歳になってしまった、と。その言葉を聞きながら、やっぱり45歳になるというのは特別なのだと思った。
 マスヲも45歳になることは感慨深かったが、先に45歳になった友人から朝メールが送られてきたことに慰められた。
 そのメールが印象深くて気持ちも慰められたので、後日マスヲがもらったメールの文面とほぼ同じものを違う友人の誕生日の朝に送付した。すると、普段その友人から聞くことのなかったような愚痴っぽい内容の返信が送られてきたのにはびっくりした。

 幼馴染の誕生日は先月末だった。彼は誕生日祝いに奢ってくれと、冗談っぽく言い出した。マスヲはすぐに同意した。彼の45歳になった気持ちが少しでも解れればと思ったからだ。
 2件目は2人でもたまに遊びに行くガールズバーにした。
 最近、マスヲはその店のママなど特定のスタッフを指名して飲むことが多かったが、昨夜の主賓は友人なので誰も指名しなかった。友人も誰も指名しなかった。
 だが、それが新鮮だった。最近入店した女性も多かったし、顔を知っているがあまり話したことが無いスタッフとも話すことが出来たからだ。
 日付が変わるころまで飲んでいたがいつもとはまた違う楽しい夜になった。タクシーを拾うために表通りを歩いていると、初秋の夜風が心地良かった。