淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

45歳になるということ

 昨夜、保育園からの幼馴染と飲みに出かけた。最近、彼が名古屋に居ることが少ないこともあり、ほぼ1か月ぶりに会って話をした。

 昨夜はお互いの自宅から歩いて行ける行きつけの焼鳥屋で飲むことにした。その店はカウンターの他は狭い小上がりにテーブルが3つほどしかない狭い店だ。少し前までは大将が1人で店を切盛りしていたほどだ。
 だが、店で提供される焼鳥は大将が日中に1本ずつ手で串打ちしているので、美味しい。個人店なのでそんなにメニューは多くは無いが、こころのこりなどその店でしか食べることが難しい鳥の部位を使ったメニューもある。

 その店にマスヲの焼酎ボトルがキープしてあるが、マスヲと友人はお湯割りが好きなこともあり、真夏の間はボトルに手を付けずにビールばかりを飲んでいた。
 2人でビールを何杯か飲んだ後に久しぶりにボトルを飲むことにした。最近飲んでいないからもう流れているんじゃないかと、2人で大将に軽口を叩いていると、そんなことはしませんよ、と言いながらボトルを出してくれた。
 久しぶりに飲む麦焼酎のお湯割りも美味しかった。20時前くらいから飲み始めたが、22時を過ぎたころから他のお客が帰りだしたので、2人も店を出た。

 店を出て2歩いていると友人は独り言のように口にした。45歳になってしまった、と。その言葉を聞きながら、やっぱり45歳になるというのは特別なのだと思った。
 マスヲも45歳になることは感慨深かったが、先に45歳になった友人から朝メールが送られてきたことに慰められた。
 そのメールが印象深くて気持ちも慰められたので、後日マスヲがもらったメールの文面とほぼ同じものを違う友人の誕生日の朝に送付した。すると、普段その友人から聞くことのなかったような愚痴っぽい内容の返信が送られてきたのにはびっくりした。

 幼馴染の誕生日は先月末だった。彼は誕生日祝いに奢ってくれと、冗談っぽく言い出した。マスヲはすぐに同意した。彼の45歳になった気持ちが少しでも解れればと思ったからだ。
 2件目は2人でもたまに遊びに行くガールズバーにした。
 最近、マスヲはその店のママなど特定のスタッフを指名して飲むことが多かったが、昨夜の主賓は友人なので誰も指名しなかった。友人も誰も指名しなかった。
 だが、それが新鮮だった。最近入店した女性も多かったし、顔を知っているがあまり話したことが無いスタッフとも話すことが出来たからだ。
 日付が変わるころまで飲んでいたがいつもとはまた違う楽しい夜になった。タクシーを拾うために表通りを歩いていると、初秋の夜風が心地良かった。