先日、フリーター時代の友人と2人で飲みに行った。彼が通っている店に連れていってくれた。
なかなか面白い店だった。西洋風の居酒屋っぽくもあるが老夫婦がやっていてカウンターでお酒を飲んだせいか、のんびりとしたバーっぽくもあり、居心地も悪くなかった。
スピリッツの種類もそれなりにあり、ラフロイグがメニューに書いてあったので注文すると今は無いという。次にマッカランをお願いしたらそれも無いと言われた。仕入れ値が高いのでと言われた。
自分たちは19時くらいから日付が変わるくらいまで、その店にいたのだが土曜日にも関わらず他の来店客は2人だけだったので、後から考えると仕方が無い気もした。
その店のマスターは仕事もせずに釣り道具ばかりを触っていた。釣りを初めて数か月らしく、面白くて仕方がないらしい。その間、妻がお客に料理や飲み物をサービスしてくれた。
そんなマスターが次のような面白い諺を教えてくれた。
- 1時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。
- 3日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。
- 8日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。
- 永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。
彼は人生の先輩だが釣りは初心者なので、こちらが何か話をすると何を話しても興味深く聞いてくれる。こっちも調子に乗って話し続けていたら、一緒に釣行して貰えないかと言われる始末。
正直、自分の釣りのスキルは酷いものでとても他人に教えられるレベルではないので、丁寧に断った。
マスターに教えてもらった諺をそれからは、ほぼ毎日思い出す。今年はまだ一度も釣りに出かけていないせいもあるかもしれない。
今日も特に予定が無かったので当初は釣りを考えていた。ポイントはある1級河川の河口を予定していたので、潮見表を見ていたら前のめりになってきたが、天気予報を見て諦めた。
このままだと、今年は一度も釣行できずに一年が終わってしまう可能性が出てきた。
もうすぐで、マスヲが一番好きな釣り、ハゼが釣れる時期が過ぎてしまう。
思い返せば、昨年もボランティアをしたせいもあって数回しかハゼ釣りに行けなかった。
今年こそはと思っていたのだが、仕事が忙しいことを言い訳にして自分が幸せになる権利を捕り逃がし続けている。