淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

高層ビルのオフィス

 ミッドランドスクエアで働き始めて1週間。やはり、心身の調子がおかしくなってきた。
 高層ビルのオフィスで働くのは生涯2度目。数年前に大阪の梅田スカイビルで半年以上働いたことがある。
 スカイビルで働いていた階層は32F。休日出勤した日が晴れていた場合にはある方法で自分を慰めた。ブラインドを上げて仕事をしたのだ。
 自分は高いところからの眺望だけは好き。馬鹿は高いところが好きと言われているが。

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上は梅田スカイビル、下は仕事が嫌になっていたときによく訪れていた隣にあった公園。
 スカイビルで働いているときに、ある喫茶店で昼食を食べていたときのことだ。店の女将さんにどこで働いているかを尋ねられた。スカイビルで働いていると答えると同情された。
 お店に来ていた何人もが、心身の調子を崩したらしいのだ。スカイビルの高層フロアで働いていたお客さんが。
 確かにその店に訪れたころには、自社の同僚も産業医の診断によって出勤停止になっていた。
 それどころか、その仕事の発注元である東芝系のプロパー社員の1人が出勤しなくなっていた。他の会社の従業員も何人かが現場に顔を見せなくなっていた。

 仕事の内容のせいもあっただろうが、そのビルで働いていたころの勤務中に自分は常にイライラしていた。プロパー社員や他の会社の人間と衝突したのも一度や2度ではない。
 今考えてみてもやはり、高層階で働くことは人間にとってストレスになるのだろう。
 1日に何度も高速エレベータで高層フロアと地上を往来すれば、気圧の変化だけでも相当なダメージを身体は受ける。若者ならば多少無理は効くが、中年のオッサンにとってはダメージが大きいだろう。
 それ以外にも自分の知識では説明できない他のデメリットがあっただろう。

 今働いているミッドランドスクエアの階層は18F。梅田スカイビルで働いていたよりも階層は低い。だが、ビルが新しいせいで高速エレベータは驚くようなスピードだ。
 TMCのオフィスフロアのエントランスを毎朝通過しなければならないので、一度24Fまでエレベータで上がらなくてはならない。
 その時に、気圧の変化を身体が感じるために唾をのみ込む回数は1度や2度ではない。イメージが湧かない人は飛行機が離陸するときのことを想像してもらうといいだろう。

 帰宅時も一旦23Fまで昇ってから、地下鉄駅を目指すために地下1Fを目指す。朝と同じように何度も唾をのみ込みながら。
 ガラス張りのエレベータから夜景を見ながら思った。何故、自分はこんなところで働いているのだろうかと。エレベータが降りるスピードが速すぎるために、それまでに答えはでなかった。