淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

欲張りだから早起きになる

 今の現場になってから、昼食に悩む日が続いていた。現場のオフィス近くにある店から選ぶしかないので、悩んでも意味がないのだが。
 悩んだ分だけ新しい店が出来てくれれば、悩みがいもあるのだが、そんなことはもちろんない。

 悩んでいても仕方がないので、考えることにした。適度に外食を減らす方法を思案したのだ。
 お昼時に外食をしない人間の一番多いパターンは、コンビニで弁当を買い求め、オフィスで食べることだろう。
 自分はコンビニ弁当も嫌いだし、オフィスで食事をするのも嫌だ。
 しかも、今のオフィスはお昼休みになると消灯されてしまう。お昼寝するのには丁度良いが、薄暗い中でものを食べるのは自分の好みではない。

 では、どうするか。昼食を自宅から用意して持って行き、屋外で食べることにした。
 オフィスビルを出た近くには公園がある。公園にはベンチが設けてあるので、そのベンチで座って食べることを思いついた。

 昨日、仕事から帰った後にスーパーで買い物をしたのだが、普段はあまり買わないものを買った。カップ味噌汁とお惣菜の唐揚げ。
 スーパーから帰宅すると、ご飯を炊いておにぎりを握った。レタスを洗って水が切れるようにして、冷蔵庫に入れて置いた。

 今朝、起きるとおにぎりをひとつずつラップで包んだ。シャキッとしているレタスを冷蔵庫から取り出して、小さなタッパーに入れた。あとは買ったままの唐揚げとカップ味噌汁を一緒に保冷バッグに入れて、昼食の準備は完了した。

 たったそれだけのことをするだけで、時間は結構かかったので、リビングダイニングで朝食を食べた。
 最近は、朝食を客間で食べることを楽しみにしていたのだが、残念ながら諦めた。朝食の時間が短くなったせいで。
 いつもと、大して変わらないシンプルな和風の朝食が、味気ない気がした。

 お昼休みを告げるチャイムが鳴ると、オイフィスにあるポットでカップ味噌汁を作った。蓋をしたカップ味噌汁とランチの入った保冷バッグを左右の手に持って、オフィスから公園に向かった。
 公園に近づくと、うらぶれているのがわかる。入口の脇には、折れた黒い傘がうち捨てられていた。ベンチのペンキもはげているし、タバコの吸い殻はともかく様々なゴミがちらかっている。

 木陰になっているベンチの中で、比較的綺麗なベンチに座った。座った正面には池があって噴水が見えるが、水は噴き出していない。
 それでも、視線を上げると街路樹の隙間から空は見えた。曇りがちな天気だったが、空を見ていると気分が軽くなってくる。
 カップの蓋を開けて、少し冷めた味噌汁を飲みながら不格好なおにぎりを口にすると、穏やかな気持ちになった。
 ゆっくりとサラダや唐揚げなども一緒に食べていると、いつもよりも満腹感を覚えたのが不思議だった。

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公園には池と噴水があるが、水が噴き出しているのを見たことはない。
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街路樹の隙間から見えた空は曇りがちだが、なぜか心は晴れた。
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公園から空を見上げると、ビルも近いのが街中らしい。

 しばらくは、天気を鑑みながら公園でのランチを楽しみたいが、そのためには朝の時間がより必用になる。
 朝食を気分良く食べるために、起きる時間を早めたのもここ最近。昼食を気分良く食べるためにも、更に早く起床しなければならないが、それほど苦も無くできそうな気もするし、苦に感じたときは外食にするだけだ。