淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

上沼恵美子とオール巨人

 今夜は2018年M1の決勝。先ほどファイナリスト3組の漫才と結果を見終わったところだ。
 個人的には最後の漫才だけだと『和牛』が、第1次ラウンドとの両方で評価するならば『ジャルジャル』が一番だと思ったが、他の視聴者はどう思ったのだろう。『霜降り明星』が結果としては優勝したが。

 途中までは実家で見ていた。普段ならTVのこと、ましてやお笑いのことなどを母親と話題にすることなどはないのだが、今夜は違った。弟が今夜は不在だったこともあるかもしれない。
 豆乳鍋を親子で食べながらTVを見ていたら、審査員のことが会話になった。

 審査員の中で上沼恵美子が選ばれていることが、自分にとっては気になることを口にした。
 彼女の漫才を見たことが無いからだ。彼女が漫才をしていたころ、自分は産まれて間もないころなので、記憶がないのは当然だろう。
 母親は上沼恵美子の漫才は印象に残っているらしい。

 それよりも、母親はオール巨人が審査員に選ばれていることが不満のようだった。
 オール巨人がゴルフ好きなのは有名な話。ゴルフが縁で、母親は彼と会ったことがあることを、今夜自分は初めて聞いた。

 母親が以前、地元のゴルフ場内のレストランの接客係として働いているときに、彼がプレイヤーとして訪れたそうだ。
 その際に、彼がリップサービスのようなことを言ったそうだが、母親にとってはつまらなくて仕方がなかったらしい。
 一期一会と言う言葉はあるかもしれないが、オール巨人が滑ってしまったことが、母が彼の評価を下げた原因になっているようだ。

 考えたら怖い話かもしれないが、芸の道に携わる者が芸によって否定されるなら、ある意味仕方がないだろう。外見などで、賛否を決められるよりは、芸人にとってはマシだろう。
 道に携わるものの、最低限の宿命かもしれない。

 そのことを考えると、サラリーマンなんて気軽なものだ。政治家や芸能人のように、世間様に常に見られている意識を持たなくても良いのだから。
 システムエンジニアの自分は、ある意味での専門職になるかもしれないが、常に多くの人に評価される立場ではない。

 それ以前にサラリーマンなので、仕事の結果はいい加減でも会社や上司の顔色だけを伺っていればいいのだから。
 そうはいっても、そんな生き方が出来ない性分のせいか、未だにひとつの会社に7年以上勤めたことがない自分だが。

 AKBの総選挙よりもM1の方が国民的行事のひとつに相応しい気がしていたが、今年の決勝を見ていてその感を益々強く持った。師走の始まりを告げるイベントのひとつとして。
 明日はいよいよ、師走最初の出勤となる。自分は年末まで無事に、走りきることが出来るだろうか。