淡白マスヲのたんぱく宣言 

40過ぎのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で毎日書くので気楽に読んでください。

曇り時々父親

 今、blogを書きながら居間から窓の外を見ると曇っている。朝、起きたときは晴れていたような気がするが、今はそう言い難い。

 今日は代休を取得したのだが、当初はのんびりするはずが3つの予定が重なった。ひとつは月に1度の診療内科への通院。ひとつは自社の忘年会で今夜開催される。自分が代休を取っていることを知っているのに、社長は自分に幹事を命じたので参加せざるを得ない。そして、一番重要な予定は娘の学芸会を見に行くことだった。

 通院の予約時間をいつもより、早めにしてその後自宅に戻らずに娘の通っている小学校に直行した。途中で昼食を摂るか迷ったが結局は後にすることにした。
 開場が12時15分と時間に余裕がなかったこともあったし、演目に興味が持てなくなった場合に眠くなってしまったら、他の子供たちにも申し訳ないと思ったからだ。だが、眠くなる心配は結局杞憂に終わった。

 会場の少し前に着くと校門の前に長い列が出来ている。開場前なので学内の敷地に観覧者を入れないとは学校側の態度は徹底している。感心しながらも本を読みながら待っていると、スーツ姿の男性に声をかけられた。駅前で子供を対象としたプログラミング教室を開講するらしく、その勧誘のセールスだった。隣の主婦はビラを受け取ったが自分は受け取らなかった。

 小学校での授業でプログラミングが必修となったのは知っていたが、お金儲けに興味がある組織はもう動き初めているとは恐れ入る。間に合っています、とでも言おうかと思ったが嫌味な気がして辞めた。自分の職業がシステムエンジニアだということを話した上での話になるので、会話を続けるのも面倒だったからだ。

 ほぼ時間通りに門が開くと列が前に進みだす。校門と会場内の入口で子供の身内かどうかの2重のチェックがある。高級住宅街にある小学校のせいか校門でのチェックは幾分、形式的だった。だが、建物の入口では机を並べてするほどだった。

 建物に入るときにほとんどの父兄がスリッパを持ってきていた。妻が事前にそのことを連絡してくれなかったことにイラついたが、自分の思慮の足りなさがそれ以上に腹が立ってきた。自分が学校に通っていたころのことを思い出せば気がつけることだったからだ。
 会場となる体育館まで歩くのも靴下だけだと冷たかったが、体育館に入ってパイプ椅子に座っていても足は冷たかった。

 開演するとまず、校長のお決まりの挨拶があった。娘の通っている小学校の校長先生を今日まで知らなかったのだ。男性で思ったより若く見える。40代後半と言っても十分に通用しそうだ。
 それから児童会の会長、いわゆる生徒会長が開会の宣言をした。会長が女生徒だったのには少し驚いた。しかも、彼女の宣言は凛としていた。小学校6年生としては。
 自分の経験上、児童会の会長や生徒会長は全て男性ばかりだったからだ。他国に比べると日本の女性の社会進出の遅れが良くニュースなどで取り上げられるが、時代は確実に変わってきている。

 その後に、PTA有志による2曲のコーラスがあった。10数人ほどだったが、指揮者からピアノ伴奏者まで全員女性だった。こちらの方面への男性の進出は遅れているようだ。
 自分の友人に指揮の名手がいるが、彼なんかが仕事を休んで指揮台に立てば子供や妻はもちろんまわりの見る目が変わるはずだが、彼や彼の妻たちからそんな話を聞いたことはない。

 そして子供たちの演目が始まった。妻からプログラムさえ見せてもらっていなので、2年生である娘たちの出番が何番目になるかわからない。
 娘が12時15分からと強調していたので、最初の方の出番だと思い込んでいたが、最初は3年生だった。
 演目は『忍者になりたかったカメレオン』。自分たちのオリジナリティを大事にすることがテーマになっている劇で娘が出ていないのに退屈するどころか、見ていて面白かった。
 2番目は1年生で演目は『11匹の猫』。こちらは1年生が演じていることもあってか面白いというよりも微笑ましかった。

 3番目が娘たち2年生の出番だった。演目は『森の発表会』。娘が事前に教えてくれたようにセリフが一言だけの小鳥役だった。ゆるく大きく一言で表現すると友情がテーマだった。
 セリフは一言だけだったが、娘の演技?を見ることができて良かったし、時々しか出来ていない父親役を少しは果たせたかなと思っている。
 ちなみに学校側の説明では学芸会は1年おきらしい。次の娘の晴れ姿は4年生になるまで見ることができない。

 もし、その時も今回のように子供に見に来て欲しいとせがまれたならば、仕事がどんなに忙しくても休んで今日のように足を運びたいと考えている。