淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

冬を迎えるにあたって

 地球温暖化の影響か秋が短くなったとか、無くなったなどと言われることを今年は本当によく聞いた。
 それでも11月が近くなってきたこの時期になって、朝晩に肌寒さを覚える日がぽつりぽつりと現れだした。
 本業に従事している時のドレスコードはまだクールビズの装いだが、出勤時はともかくとして帰宅時にはスーツの上着が欲しい日も増えてきた。
 冬は確実に近づいているようだ。たとえ、暖冬の予報が出ていても。

 慣れない現場と週末の副業に振り回されながらも、ある程度は冬の準備をはじめている。
 リビングのフローリング上の敷物を夏用のものから、電気カーペットに変えた。
 ここ数年買い続けているゲレンデのシーズンパスポートもいろいろと迷ったが、申し込みの手続きを済ませた。
 週末の一日はバイトをすることになっているが、それは昨年までと同じ。ただ、仕事の内容がラーメン屋から灯油の移動販売に変わっただけだ。

 ただ、一日の労働時間が長いこと、出勤場所が遠方になるので、昨年までよりは身体への負担が重くなるのは明らか。そんな状態で週末の一日、ゲレンデまで車を自分で運転して往復し、スキーとスノーボードをしてくるパワーがまだ自分にあるのかが、自信を持てなかったのだが。
 また、写真撮影の情熱も全然冷めていないので、雪遊びとの折り合いをどのようにつけるかは、目下検討中だ。

 結局、今シーズンも野麦峠スキー場のシーズンパスポートを買ったのだが、当初は別のゲレンデも候補として考えていた。その候補とは、おんたけ2240。
 昨シーズンから営業スタイルが変更になったのだが、気に入っていたからだ。
 リフト券自体は多少割高になったが、朝食と昼食がビッフェ形式で食べ放題。また、展望浴場で入浴もできるように変わったのだ。
 リフト乗車以外にこれだけのサービスが付帯していれば、お得だと考えていたのだが、今シーズンからはまたサービス内容が変わってしまったのだ。入浴のサービスはそのままだが、食事の提供はなくなるらしい。
 滑走シーズンが長いこともあるのかもしれないが、それでも野麦峠スキー場のシーズンパスポートに比べると倍以上の価格なので候補から外した。

 リフト券の準備はしたが、例年に比べるとまだしていないことがある。それはスキー板のチューンナップ。毎年、シーズン前にお願いしているショップがあるのだが、今年はまだ持ちこんでいない。一作シーズンに購入したスノーボードも今年はお願いしようとは思ってはいるものの。

 お金が心細いことも理由だが、それ以外の理由もある。ショップの大将の話が長いことだ。
 大将は職人気質で腕はいいのだが、板を持ちこむ時と受け取りに行く時に、長いうんちくを聞かされる。
 タイミングよく他のお客が後から現れてくれれば早く開放されるのだが、そうでない場合は1時間以上も話を聞かされることもざらだ。

 それでも、彼が営んでいる店以上に低価格でレベルの高い手入れをしてくれるところを知らないので、ある意味諦めているのだが。
 今年も彼の長い話を聞くことによって、いよいよ冬の訪れを実感できるのかもしれない。

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今日の写真のモデルはまやさん。この写真を撮ったのは夏の暑い日でした。

次の現場での歓迎会とその出欠確認

 今の現場は木曜日までなので、今日を入れてもあと三日。正直、仕事に全く身が入っていないが、それほど悪いことだとは考えていない。
 あと数日で居なくなる人間に、責任ある仕事を任せるマネージメントをしている方がおかしいはずだから。

 しかも、今回の契約打ち切りは先方が業界の慣例を破ってまで強引に推し進めたこと。こちらとしては何も後ろ暗いことはないからだ。
 相手が自分を必要の無い人間と決めたのだから、そんな相手の能力に頼るのは矛盾しているはずだ。

 来月から参加する次の現場のことがそろそろ気になっていたが、少しびっくりする連絡が自社の営業からあった。
 次に参加するプロジェクトを仕切っているメンバーが自分の歓迎会を計画しており、その出欠確認を求めてきたようなのだ。その内容は以下のようなメールで連絡されてきた。

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営業から送られてきたメール。
 だが、その日時が問題だった。来月の第二金曜日の終業後だったから。
 ただでさえ、仕事を一緒にするだけの人間と金曜日の夜にお酒を呑むのは、時間がもったいないと考えてしまう自分。
 海外のサラリーマンにはそんな風習はないらしい。これだけグローバルスタンダートなる言葉が広まっているのだから、呑み会のあり方などもそれに従おうとは思わないのだろうか。

 海外のサラリーマンは週末をより有意義に過ごすために、金曜日の夜は先を競うようにして、早く帰宅するらしいのだ。
 日本のサラリーマンが金曜日の夜に職場の薄っぺらな人間関係を維持するためにか、一緒に繫華街に繰り出して酒を呑みながらその場に居ないお客、上司や同僚などのことを悪く言い合うのと、どちらが豊かな生き方なのだろう。

 もし、自分が歓迎会をしてもらったら、そのプロジェクトに在籍している間に歓迎会や送別会が催されたら、参加し続けなければ義理が立たなくなってしまうのが厄介だ。
 幸か不幸か第二金曜日は町内の夜回りに参加する日。そのことを理由に営業宛てに断りのメールを先ほど送った。
 一応、来週ならば金曜日以外であれば都合がつくことも書いておいた。
 金曜日以外であれば、たいして意味があるとは思えない相手とお酒を呑むことになっても、ある程度は我慢できる。お互いに翌日が仕事であれば酒量にも気をつけるし、お酒のせいで起きるトラブルが発生する可能性も下がるからだ。

 次に参加するプロジェクトの要職には、理由は何でもよくて、ただお酒を呑みたいだけの人間が居るのかもしれない。職場くらいにしか、相手にしてくれる人がいない寂しい人間が。
 どこにでも居るようなサラリーマンなのかもしれないが、そんな人に限ってそれなりに出世し、意外と結婚していて妻子が居るなんてことも珍しくない。
 ただ、仕事上でそんな彼らと接しても、ほとんどの場合は魅力を感じ無いのだが。当人たちは自分のことをどう思っているのかは別にして。

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今日の写真のモデルはみさまること、清水美早さん。

久しぶりのサボり

 副業である撮影の仕事をしばらく休むことを決めた。もうひとつの副業である灯油の移動販売に注力するためだ。
 その決断が先方に受け入れられずに退職になったとしても構わないという覚悟もして。

 一昨日の土曜日にその旨を、先方の代表者である社長に伝えた。
 勤務表やシフト表すら作成されていないほどいい加減なスケジュール管理をしている現場だが、こちらとしてはコンプライアンスに準じて二週間だけは最低限の勤務をして、その後は暖かくなってからしか、復帰するつもりはないという自分の意思を伝えた。

 すると想定内のことが起きた。自分の意思が聞き入れられなかったのだ、ヤレヤレ。
 なんだかんだ言っても、他人との関係はギブアンドテイクだと、基本は考えている自分。しかも、以外とお人好しで頼まれると嫌とは言えなくなるタイプなのだ。
 だが、そんな自分でも副業先の社長に対しては自分が受け取っているものと差し出しているものは、明らかにバランスが悪いと思っているので、一切遠慮するつもりはなかった。

 それでも、やっぱり自分はお人よしなのか、それなりに譲歩することを了承した。
 来月、11月中は人が足りないということを最低限聞き入れて6回だけは勤務することにしたのだ。
 こちらはある程度の優しさを示したのだが、相手は違った。
 次回の勤務から、出勤時間を45分遅らせるように突然に言われた。自分の手取りが減ることから嫌がらせの意味だろうが、こちらは一切気にしていない。
 休みの日に40分ほど通勤時間がかかる場所へ8時までに出勤するのは正直、しんどかったからだ。

 話の流れから急遽、翌日の日曜日も休みになったのだ。つまり、昨日のことだ。
 相手の都合がいいのにも程があると思ったが、本来ならば自分にとっては幸いだった。
 自分が所属復帰した同人誌の例会の日だったからだ。復帰してからの出席率は皆勤ではないものの、褒めてもらっても罰は当たらないレベルだ。

 予定では副業の仕事のために、参加できないと思っていたので、準備を全くしていなかった。
 例会のための準備としては、当日に取り上げられる作品を読み込むことだ。同人が執筆した作品を。自分なりの意見を会で発表するために。

 昨日の朝、洗濯などをしてから作品を読んでいたが、頭がクリアにならない。眠いだけでなく疲れが溜まっているのか、作品が上手く読み進められなかった。
 早めに取った昼食後に強い睡魔に襲われたのだが、自分は抗することなく、あっさりと敗北。
 目を開けると午後の深い時間になっていたので結局、会への出席は取りやめた。

 多少、身体は軽くなったが、気持ちにひっかかりができてしまい、心が少し重くなってしまった。
 自分が広げた風呂敷が広すぎると感じることが多くなっているこの頃。人生も折り返しを過ぎたのだから、ちょっとは何かを捨てなければとは思うものの、なかなか上手く折り合いがつけられない。
 よく言えば気持ちだけは若いのかもしれないが、悪く言えばまだまだ子供なのだろう、きっと。

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今日の写真のモデルは中嶋乃蒼さん。

知的

 あるラジオ番組を聴いていたら、知的という言葉の定義にパーソナリティーが触れていたのが印象に残った。知的とは物事の解決に暴力的手段を考えないこと、だそうだ。
 もっとも、パーソナリティー自身のオリジナリティーな言葉ではなく、ある作家からの受け売りだと説明していた。引用したということは、本人にとって意味のあるインプットだったと言えるだろう。
 パーソナリティーがアウトプットしたものが自分へインプットされ、自分がインプットされたものがこのblogの読者へとアウトプットされる。
 人から人へ伝播していく言葉には、それぞれの個人に対して何かしら訴えるものがあるのだろう、きっと。

 知的の定義に何故自分が引っかかったのかを考えてみた。暴力的手段での解決、という言葉の連なりに身につまされた。
 また、それらを考慮しないということにも。手段として用いないだけでなく、暴力的なものを候補のひとつにも決して入れないというのは、リベラルだと言わざるを得ない。

 ここ数年の自分の言動や心持ちからすると、痛いことだらけだ。思い当たる節があるどころか、節だらけだからだ。
 といっても、いい歳をして誰かに手を出したりした訳ではない。一人暮らしなので物理的に家族に対して暴力を振るうことは無理だ。
 親のしつけが最低限行き届いているのか、そんなことを考えたことすらないが自分の友人には一人、DV夫がいる。妻や自分の子供に対して肉体的な苦痛を与えているらしいのだ。

 DVをはたらく人物の友人には、DVをする人物が多いというのをある情報バラエティー番組で視た時、少し心がざわついた。ひょっとしたら、自分の中の奥底には暴力的なものが潜んでいるかもしれないと、考えてしまったからだ。
 幸いにしてというか、幸か不幸かはわからないがDV夫である友人とはLINE上でつまらない話題で衝突して以来、連絡をとらなくなって数ヶ月経っている。
 彼の妻とも昔からの友人だが、そんな彼女からは先週も電話の連絡があったばかりだが。

 ここ最近、自分が他人とコミュニケーションを図る中では、丁寧さがなくなっていることは自覚しているし、ある意味仕方が無いと言い聞かせて、自己弁護してきたように思う。
 相手が自分へ伝えようとしていることをあからさまに無視したり、無視しようと思うことも若い時に比べると多くなっている。
 悲しいことだが若い時に比べると、自身に対してかなり無理が効かなくなっているのを感じている。それは体力の低下だけでなく感情の劣化だと実感しているが、どちらの主原因も加齢によるものだとなんとなく考えていた。

 だが、自分よりも年上の人間の中にも、他人と丁寧に対峙している人は確かにいるのだから、加齢を理由にしてそのことから逃げていては駄目な気もしてきた。
 薄曇りの日曜日の朝にぼんやりと、これからは気をつけたいとほんの少しだけ思った。

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今日の写真のモデルは加藤凪海さん。パレット撮影会にて撮影。

結局仕事好き?

 今日の朝一、副業先への出勤前にある友人からLINEのメッセージが届いた。その内容を要約すると次のようになる、『土日に働くくらいだから結局は仕事好き』。

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今日の朝一に友人から届いたLINE。
 せっかく、他人から好意的に言われていることをムキになって否定するのも大人なげないし、褒め言葉にも弱いので、今日はこの言葉に乗っかって文章を進めたい。

 フリーターになって働き初めてからシステムエンジニアとして働いている今まで、考えたら半分くらいの年数は同時に複数の仕事をしていた気がする。
 フリーターのころは三つくらいの仕事を抱えていたことは珍しくなかったし、システムエンジニアになってからある理由があって始めたバイトであるラーメン屋も結局、10年以上も続けた。

 ある理由とはリーマンショック。自分の人生で一番お金に困っていた時期だった。
 だが、その後に何回かの転職で給料も上がったので、贅沢しなければ週末まで働かなくても、それなりに暮らしていけるくらいの収入はあった。
 現に自分の同僚や、同じ現場で一緒に働いていた同じ年令くらいのエンジニアが、副業をしていると聞いたことは今までに一度しかなかった。
 その一度についてはいつか別途、書き綴るような気がしているので、今回はそのことに触れないでおく。

 会社が一緒かどうかを問わず、仕事で知り合った人間には、自分が副業をしていたことを口外したことは稀だ。
 理由を聞かれたら説明するのも面倒臭いし、そればかりか自分が所属している組織に自分の副業がバレてしまう可能性を考えると、危ない橋を軽々と渡りたくはないからだ。

 基本、仕事場で知り合った人間はそうそう気安く信用しない、というか信用しないようにしている。お金と利害がぶつかり合う浅ましい環境の中ではどうしても、相手の人間性にまで目がいかないからだ。
 どうしても、まずは敵対視してしまう自分が居る。
 もし、このblogを読んでくれている読者の中で、仕事で知り合った友人がいたとしたら、マスヲから見たあなたはとてつもない魅力を持った人間です……(?)。

 ほとんど前置きばかりになってしまった気がするが、本題に入ろう。自分は仕事が好きかを自答してみる。
 やっぱり嫌いではないし、嫌いに成りきれない自分がどこかにいるのだろう。
 頭と感性が悪いくせに好奇心だけは人一倍強いので、どうしても様々なことに直接自分の手で触れてみたくなる。
 仕事での経験が自分へのインプット、自分からのアウトプットになると考えているし、それらをメリット捉えている。働くことのメリット、下記に書き綴るデメリットを常にどうしても秤にかけてしまい、すぐに馬鹿馬鹿しくなってしまうのだが。

 仕事をするデメリットは多々有りすぎるが、それらを一言で纏めるキーワードを思いついた。そのキーワードとは、理不尽。
 合理的でない仕事内容、無能な上司や経営者、労働対価にあっていない給料、つまらないだけでなくてお互いを傷つけあっているとしか思えない人間関係などなど。具体的に挙げればキリがないが。
 今この文章を書いていて、案外そう思っているのは自分だけではない気もしてきたが、他の人はどうだろう?

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今日の写真のモデルは初登場、ayanoさん。今夕、ナイト撮影してきました。