淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

小汚いババアとチキン野郎

 今朝、地下鉄のホームで自分より年上の女性が次の電車を立ち並びながら、化粧をしていた。髪を無造作に伸ばしていて、色も似あっていない色にカラーリングしているがそのせいで髪質が悪いのが近寄らなくてもわかる。服のセンスも思い出したくないくらい悪かった。
 一言で言えば小汚いババアが公衆の面前で化粧をしていたのだ。

 一時期、電車の中で座っている女性客がメークを直すことがマナーに反するかを世間様が取り上げて話題になったことがあったが、こちらはすっかり市民権を得ているような気がする。
 少しくらいならしょうがないかなと思っているが、男の自分からみるとやはりそういう姿は男に隠れて行ってもらいたいのが本音だ。
 普通の車両よりも女性専用車両の方が、乗車中に化粧品を使う人は多いのだろうか。男性の自分には知るよしもないが、今度誰かに聞いてみたいと思う。

 今日の帰宅時に私鉄の始発駅で電車の到着を並んで待っていると、自分の前に並んでいた若い男性がおもむろにコンビニのフライドチキンを立ちながら食べだした。
 鞄を片手に持ちながら、ヘッドホンで音楽を聴きながら片手でチキンを口に運んでいる。
 こちらが風下なのか、フライドチキンの臭いが漂ってくる。地下にある駅なので喚起が悪いせいもあっただろう。油っぽくて気分が悪くなってくる。
 職場で隣の席の男が仕事中に串カツをよく食べる。おかげで、ある程度は他人が近くで揚げ物を食べることに免疫があるとはいえ、いい気分はしなかった。

 ここ数年の夏には、帰宅時の通勤電車で立っている乗客でも缶ビールなどのお酒を飲んでいることをまれに見かけるようになってきた。初めて見た時は少し驚いたが、最近はそれにも慣れてきた。
 自分も多少は酒を嗜むので泥酔するほどでなければと、眉を顰めることもない。

 自宅近くの駅に着いた。電車から降りるとひんやりとした。雨上がりのせいか空気が洗われたようにさわやかだ。先ほど感じた気持ち悪い臭いを忘れさせてくれる。
 ホームから改札に向かって歩くと、正面にあるベンチに座った3人組の女子高生が何かを箸で食べながら談笑している。
 その前を通り過ぎると彼女たちが何を食べているか直ぐにわかった。カップ焼きそばだ。ソースと油などが交じり合った独特の臭いなので、すぐにわかる。
 ヤレヤレとは思ったが、相手が女子高生だと何となく憎めない。そんな彼女たちを見やりながらも空腹を覚えていたので、家路を急いだ。