淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

欠礼廃止

 今年も年賀状というキーワードを見聞きする季節になった。これまで、毎年年賀状を書き続けている自分。おそらく、今年も年賀状を書くだろう。本音では年賀状は辞めたいのだが。
 辞められない一番の理由は、毎年社長から年賀状が送られてくるからだ。辞めて欲しいのは山々だが、やんわりと断る方法が今のところ思いつかないのが悩ましい。

 今の現場で自分の右隣に座っているエンジニアに、社内の人間に年賀状を送るかを尋ねてみた。欠礼廃止だから、とあっさり言われてしまった。
 彼が勤めている会社は、名古屋で一番の私鉄を営む会社の連結子会社。吹けば飛ぶような、自分が勤めている会社とは規模がまったく違うのだ。

 だが、その後に彼はつぶやくように説明してくれた。特別に思っているたった1人の上司だけには、出していることを。
 彼のニュアンスだと、その上司には人柄にも好感を抱いているようだ。

 働くようになってから何人もの上司を持ったが、人柄に好感を持てるような人物はほとんどいなかった。片手で充分に数えられる。
 残念ながら、今自分が勤めている会社に、そんな上司は居ない。

 職場での慣習として辞めたいこと、辞めてもらいたいことがまだある。それはお土産だ。
 出張ならばまだわかると言いたいが、やっぱり変だと思う。出張は旅行ではなく、仕事なのだから。
 自分が今まで在籍してきた会社はどれも、出張手当は心許ないほどしか、支給されなかったからだ。ちなみに、今自分が在籍している会社では、出張手当は1円も支給されない。

 何故、プライベートな時間に旅行しても、お土産を買ってくるのだろう。デフレのせいで、サラリーマンの給料は上がりにくい状態が続いているのに。
 今の職場でもプロパー社員だけでなく、他の外注社員からもお土産を何度か受け取ったが、記憶に残っているものはない。特に感動する味ではなかったからだ。
 職場で配られるお土産はどうしても制限がある。小袋に入っていることや、値段の割にそれなりの人数に分けられることなどが条件になるだろう。
 まさか、栗羊羹やバームクーヘンをナイフで切り分けて、オフィス内の人間に配り歩くわけにもいかないだろう。

 ところで海外のオフィスワーカーには、そのような慣習はあるのだろうか。旅行したら、クッキーやチョコレートを他のワーカーにプレゼントするような習慣が。
 また、年賀状は無いだろうが、近いような存在になるクリスマスカードを上司や同僚に送るのだろうか。
 少なくとも洋画などでは、届いた年賀状が束になっているような、クリスマスカードを見たことがない。