久しぶりにtwitterで返信を頂いた。しかも、自分のツイートではなく、リツイートに。
返信相手はマスヲがリツイートしたツイートが気になったらしく、自己の経験からメッセージを送ってきたのだ。以下がそのツイートになる。
俺は高校生の時、親ととても仲が悪く、親の世話になるのが嫌でアルバイトして授業料も弁当代も全部自分で稼いで学校に通っていた。何もかも国に面倒をみてもらおうというのは少し甘え過ぎじゃないですか?
— 佐々木 章 次走富士五湖ウルトラマラソン (@maximummuscle) December 10, 2018
ツイートのテーマは大学奨学金について。奨学金についてはこのblogでも、以前ゆるく取り上げたことがある。勤務中のお昼休み中、くつろぐためにメイド喫茶を訪れたことがきっかけだった。
hatehatehahaha.hatenablog.com
奨学金問題については、多数の人が多様な考えを持っているかもしれないし、そうあって欲しいとも思っている。
自分の中でもこの問題については、言いたいことがありすぎるので、少し的を絞って文章を綴りたい。
話は簡単だ。ここ20年間で消費者物価指数と世帯収入はほとんど変わっていないのに、大学授業料は国立、私立大学ともにほぼ倍になっている。
親を含めた労働者の収入がそのままなのに、学生一番の支出である学費が上昇し続けている。
親の収入と学生が自分で稼ぐアルバイト代が増えなければ、奨学金制度を利用する学生の割合が増えるのは当然だろう。 奨学金を受けた学生のその後はどうなるか。当然、借金なので返済しなければならない。数十年間の借金を払い続ける負担は、相当なものだ。
職場などで知り合った年下の知人、友人から奨学金返済の負担について、聞かされたことは珍しくない。
中には夫婦2人で奨学金を受けていたために、結婚生活が相当つつましやかな生活を送っている後輩もいた。
自分は高卒なので、奨学金を受けてはいないが長期払い続けている借金がある。住宅ローンだ。幸い、今月の数日後が最後の支払いになるのだが、その日が来たらどうなるだろう? 達成感というより、爽快感で叫んでしまいそうになるかもしれない。
もちろん、借金しない方法もある。進学を諦めるか在学中にアルバイトに明け暮れて、自分で学費全てを捻出する方法が。
自分のまわりには、大学時代にアルバイトに熱中しすぎたために、大学を卒業できなかった友人を少なくとも3人は知っている。全員男性だが。
女性であれば好待遇なバイトはある。仕事を選ばなければ、乾杯ワークや風俗なども。
ただ、本人が望んでいないのであれば、そんなことまで学生にさせなくても、今の現役世代が彼らに対して、奨学金を投資だと考えてあげられないだろうか。
高等教育を受けた方が、将来多くの収入を得る可能性は上がる。1人でも多くの人間がレベルの高い知識を学んだ方が、税収が増える可能性は増えるはずだ。
ただでさえ、自分たちの年金はこれから減っていくことが想定されている若者たちに、負担を押しつけることになるのだから、それくらいは当然の罪ほろぼしだろう。