淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

調子乗っちゃって

 乗鞍高原温泉のペンションのベッドで目が覚めると、身体中が筋肉痛。宿泊した宿は今までに何度が利用しているが、温泉の露天風呂しかないために朝風呂を味わったことはなかった。
 だが、今日は今までにないくらいの筋肉痛に襲われていたので、朝食前に入湯することにした。

 固まった筋肉でガチガチの身体を少しずつ湯船に沈めていくと、思わず声が漏れてしまうほど気持ちがよかった。身体のコリがほぐれていくのがわかった。
 気持ちのよさにぼんやりしていると、どこからかカラスの鳴き声が聞こえてきた。朝の雪見風呂とカラスの声はあまりにもミスマッチ。3月にも雪が降り積もるような高原でも、生活を営んでいるカラスのしぶとさは見習うべきかもしれないが。

 湯上がりの後の朝食はいつも以上に箸が進んだ。スクランブルエッグを中心としたアメリカンブレックファーストのプレート、納豆、味付け海苔と味噌汁という特段変わったメニューではなかったのに。
 同行している友人も、味噌汁の味付けを絶賛しながらお替わりをしていた。

 友人夫婦と自分は8時30分過ぎにペンションを後にした。それぞれ自室でスノーウエアに着替えていたので、ゲレンデに着けばすぐに雪遊びができる装いで車に乗り込んでいた。
 今日の乗鞍高原温泉スキー場は、ほとんど陽が差すことはなく、雪が朝から舞っていた。その雪は3月とは思えないほどの軽い雪だった。

 そんなコンディションのせいなのか、同行してくれた友人夫婦との一時が楽しかったのか、午前中にやらかしてしまったことがある。
 昨日に引き続き、今日も朝からスノーボードを楽しんだ。それほど斜度のない夢の平リフトを降りてからのコースで、転倒して胸部を強打してしまったのだ。胸ポケットに入れていたスマホの角が当たったらしい。スマホは無事だったが、自分の身体は無事ではない。

 それからは笑ったりするだけでも痛いし、胸部の筋肉が少しでも伸縮するだけで疼きを覚える。明朝、診察を受けるつもりだが、その前にベッドから起きられるだろうか。
 胸部の痛みがあまりにも強いために、足などの筋肉痛を今はそれほど感じていないのは、ある意味皮肉だ。

 自分は文字通り痛い思いをしたが同行した友人夫婦、特に久しぶりにスキーをした奥さんがスキーをより好きになってくれたことが、自分にとっては嬉しい。1人でも多くのウインタースポーツファンを増やさないと、ウインタースポーツの存続自体が危うくなってしまうから。

 そういえば、3月15日に営業を開始すると案内を出していた、御岳チャオはどうなっているのだろうか。HPを見る限り、何も新たな情報のアナウンスはないままだが。
ciao.co.jp