淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

頭捨てたろうかな

 昨日に引き続き撮影の仕事のことを綴りたい。しかもキーワードは昨日と同じ、1,100円。
 昨日の記事では自分たちが撮った写真をお客に提供する際の価格が2Lサイズで1,100円だと書いた。
 今日、紹介したい1,100円は自分たちの時給のことだ。自分たちと書いたのは、驚くべきことに社長以外の従業員は全員、この金額らしいからだ。ボスである社長からはよく、そのことを聞かされている。新参者で撮影が一番拙い自分にも他のカメラマンと同じ時給を支払っていると。
 もちろん、言われた言葉をそのまま鵜呑みにはしてないが。

 この金額については安すぎると思う。愛知県の今日現在の最低賃金が926円*1なので、150円以上は上回ってはいるものの、作業において心身が受ける負荷と従事している人間のスキルからすると割にあっていない。
 今時のアルバイトならば、新しく入った時はしばらく研修期間などが設けられ、その間は時給が低くなることが一般的だとは思うが、それもないのも疑問に思っている。
 バリバリのカメラマンも素人カメラマン同然の人間もボス曰く、金銭的な評価は同じようにしているらしい。
 それでは、長く働いている人のモチベーションは上がらず、その職場で貢献しようと考えるのは難しいのではないだろうか。

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たまには完全にカメラ任せでパシャリ。
 それでも、人間には性善説なところがあるためか、自分ですら撮影の仕事中には課題を見つけて、そのことに取り組んでいる。
 最近、自分が心掛けていることは三つ。二つは撮影時のことで、ひとつは客引きを担当しているときのことだ。
 撮影時のひとつめはカメラのファインダー内をよく見ること。
 ふたつ目はお客、特に子供とコミュニケーションを取ることだ。上記二つを気にかけるかどうかで、撮影するお客の視線をカメラに向けられる確率が高まるからだ。

 最後のひとつは客引きをして並んでもらったお客に逃げられないようにすることだ。
 並んでいるお客が待っている時間に耐えきれなくなり、他のところに去ってしまうのは、自分だけでなくボスや他の従業員も気にしていたようだ。
 ボスはその問題に対して独自のアプローチがあるので、その方法を従業員に押しつけてくるが言われた方は皆、困っているようだ。よい対策だとは思えないからだろう。
 ボスは一秒でも早く撮影して、お客の回転率を高めたいようだが、この方法には無理がある。やっつけ仕事になりやすいのも欠点だがそれだけではない。
 お客のカメラでの撮影時間を早めても、こちらの写真のプリント時間は短縮できないからだ。
 結果、販売時にお客を待たせる時間が長くなり、そこで待てないお客がそのまま帰っていくこともままあるからだ。

 さて、客引きをしたお客が待っている間に逃げられないようにするために自分が考えたアイデアとは?
 そのアイデアについては、明日の記事で綴りたい。そして、そのアイデアを実践していた時に起きたことも。(つづく)

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今日の写真のモデルはまやさん。そろそろ彼女を大阪まで撮影しに行きたいけれど、お金と時間の都合がつかないところが寂しい。。。