淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

かつての上司が共通の上司

 昨夜、久しぶりに前の前に勤めていた会社の上司と呑んだ。典型的な仕事人間で会って話しても面白味に欠けるだけでなく、時間を一緒に過ごしても自分が彼から得られるようなことは少ないが、ひとつだけ良いところがある。
 彼と一緒に呑みにいくメリットは、代金を全て払ってくれることだ。この点だけは、彼と同じ会社に在籍していたころから変わらない。
 昨夜はその他に、今のプロジェクトで知り合ったエンジニアが一人参加した。彼は50代、かつての上司は60代。よって60代から40代のエンジニアが一人ずつ揃ったことになる。

 ちなみに自分と一緒に働いている50代のエンジニアにとっても気前の良い60代の彼は、かつて上司だったらしい。
 彼の部下だった二人が昨夜、かつての上司にたかっていたことになる。二人とも会計時に財布を見せる素振りを微塵も見せなかった。

 三人で過ごした時間ははっきり言って退屈だった。3人が同じくしている業界のことばかりが話題にのぼり、その話題の中でもお互いの知己の直近の同行と、人の売り買いの話が中心だったからだ。はっきり言って自分にとってはどうでもいいことばかりだった。
 そんな話に誘導していたのは、昨夜の財布になってくれたかつての上司だった。

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秋らしい落葉をどうぞ。
 話自体は相変わらずで辟易したが、彼がいい意味で変わったところを一つだけ見つけることができた。それは人前で話すとき、相手に対して指を差す癖がなくなっていたからだ。
 そのことを彼に対して直接は口にした記憶はないが、おそらく他の誰かからやめるように言われたのだろう。

 かつての上司は自分と再会するとほぼ毎回、自分が在籍している会社に誘ってくれる。毎回、自分はやんわりと断っている。
 すると今度は会社を変わらなくてよいから、自分が関連しているプロジェクトへの参加を促してくる。
 以前、自分が勤めていた会社はかつての上司だった彼の持ってくる仕事に対して全く興味を示さなかったので、彼が描いたプランが実現したことは一度もなかった。

 だが、今回は彼に言われて少し迷っている。実は今、一緒に働いている50代のエンジニアが、自分が現時点で所属している会社のOBだったことを教えてくれたことが関連している。
 ろくでもない会社だから、かつての上司の会社に移った方がいいと昨夜、助言してくれたからだ。
 彼自身も4年で会社に見切りをつけて、今の会社に変わったらしい。

 エンジニアとして実力があったなら、きっとこんなに迷うことはないだろう。社畜から脱却して、さっさとフリーのエンジニアになっているはずだ。

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今日の写真のモデルはまやさん。