月毎、二月毎にそれぞれ通っている医院がある。耳鼻咽喉科と診療内科だ。
受診費だけでなく薬科代だけでも馬鹿にならない。両方が重なる月は全額で10,000円を超える。
チョンマゲの時代ではないので、人生五十年とは言わないが、身体のあちこちにガタが着始めてもおかしくない歳だろう。もう、自分はアラフィフになったので。
名古屋市内の現場ならいざ知らず、中心部から30分以上もかかる場所に就業していると、通院するのも一苦労。
昨日は朝一番で耳鼻咽喉科で診療を受けてから現場に直行したが、オフィスに到着したのは11時前。
昼から出勤すればいいのに、とまわりからはそういう声も聞こえたが、そうはいかなかった。
今の自分にはまだ有休休暇が付与されておらず、通院による遅刻でも減給になってしまうから。
ただでさえ、前月の給料が四割引されたので、次の給料まで減額されたら、目も当てられなくなってしまう。
慌てても11時にしか出勤できなかった昨日。オフィスを出たのは19時30分。
水曜日だったので定時退社日。18時を過ぎるとオフィスは閑散としていた。
静かなオフィスでただぼんやりとしながら、時間をやり過ごした。
遅刻しても一定時間、オフィスに滞在すれば、遅刻にも早退にならないことが、会社対会社で定められていたから。
ある意味では昔流行った、フレックスタイム制のようなものかもしれない。
たいしてすることもないので、どうしてもつまらないことを考えてしまった。人気が少ないオフィスに座って、あるタラレバを。
ニュースで毎日のように聞かれる、新型コロナウイルスに自分が罹患した場合を。
14日間は出勤してはいけないと客先のメーリングリストで通達されたばかり。発症したら出勤できない。
その分の給料はどうなるのだろう？ 有給休暇が無いことを盾にとって、自分が所属する会社は何も手当をしてくれない可能性が高い。
このような社会情勢では出勤する人、否出勤せざるを得ない人が多いのではないか。
金銭と時間に余裕がある人は他人事のように捉えるかもしれないが、影響はあるだろう。
罹患したあとは治療に時間とお金を費やせることができるので、重篤になる確率は低いかもしれないが。
武漢に滞在していた邦人のために、政府が用意したチャーター機を利用すると、80,000円が請求されることをニュースで知った。
www.asahi.com
一体、誰のための政府、国なのだろう？
首相が指揮を執っていた花見は辞めることになったのだから、その分の費用を回せば飛行機代金には足りるだろうに。
