淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

デブの舌打ち

 今の状況を考えると、サラリーマンが公共交通機関で通勤するのはリスキー。満員の電車やバスに乗るのはまさに命がけ。
 そんな状況を鑑みたのかしらないが、現場先の会社から気を使った通達が出された。
 プロパー社員だけでなく、自分のような部外者たちにも在宅勤務や時差通勤を利用して欲しいと。

 建前だとしか思っていない自分は、気にも留めていなかったが、その通達に対して右往左往していた人たちがいる。客先から仕事を受けているSIerのプロパー社員たちだ。
 現場に常駐している一番の責任者の上席が、用事があって昨日現場に訪れた。
 その際にリーダーが通達に対して、どのように対応したらよいのかを相談した。

 その様子を見て、いくつもの意味で呆れてしまった。自分で決めるべきことを今回も自身で決められなかった現場のリーダー。
 相談されて逃げ口上になっていたリーダーの上席。そして、最後は二人の話し合った結論だ。
 彼らからみて下位の会社からよっぽどの強い要望がないかぎり、時差通勤は認めないというものだった。
 そんな面白くもない結論にまとめるのだったらせめて、自分に聞こえないところで話し合うのが礼儀だと思うのだが、どうだろう? 自分以外の誰かにも彼らの会話は耳に入っている気はするが、聞こえた人はどう思っているだろう?

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平日に通勤のために毎日乗っている赤色車両の名鉄電車。
 コロナウィルスがウヨウヨしていると思われる、電車に乗った昨朝のこと。
 名古屋市内からセントレアへ向かう電車は旅行者以外の乗客も多い。サラリーマンが結構利用しているのだ。
 名古屋港を『コ』の時型にするように、工業地帯が続いているからだ。名古屋市南部から、東海市知多市へと。
 列車に乗車していても、煙を上げている煙突がいくつも見える。

 二人がけのシートに一カ所だけ空いていた。誰も座る様子がないのもうなずけた。
 座っていた男性の容積が大きかったからだ。小さく見えたリュックサックを抱えながらもスマホのゲームに夢中になっていた。
 疲れのせいか朝から体調が優れなかったので、彼の隣に腰掛けた。
 すると、隣のデブは大きな舌打ちをしたのだ。衝動的に強い怒りを覚えたが、なんとかやり過ごした。

 自分が痩せてから、太っている人間には好感を抱くことが減っている。スマホでゲームをする輩にも。
 ただでさえ、彼はそのダブルパンチ。そんなヤツに舌打ちまでされてしまったのだ。
 こちらこそ、舌打ちをしてやればよかったと今になって思っている。
 自分が大人になりきれていないし、無理に大人のフリをする必要もないと思うことがふえている。アラフィフにも慣れはじめてきた、このごろ。

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今日の写真のモデルは小鞠こまちさん。