淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

風が薫った日

 一日中雨が降っていた昨日とは違って、今日は朝からよい天気。
 陽射しはくっきりとしているが、真夏ほどは強くもないし、吹き抜けていく風が気持ちよかった。
 目覚めたあとにベッドで長い間、ウダウダしていたのだが、家を出たあとにそんな自分を後悔した。

 近所のコンビニまで自転車で買い物に行って戻ると、すぐにまたカメラを持って出かけた。
 当初は翠松園辺りを散歩するつもりだったが気が変わった。あまりにも空が気持ち良かったから。
 広い空を楽しめる場所、近所の河川敷に散歩コースを変えた。

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今日のお散歩ショット。
 空がキレイだったのはコロナの影響かもしれない。
 日本だけでなく海外でも多くの工場の稼働が落ち、人の移動が減ったおかげで、煤煙や二酸化炭素などの排出物が少なくなっていることの影響は充分に考えられる。
 1人1人が自分の欲求に対して我慢したので、地球はほんの少しだけお返しをしてくれた。

 表通りまで来ると、連休中よりも車は増えていた。
 河川敷に辿り着くと思ったよりも人は少なかった。以前の日常に近づいたような感覚もした。
 土手で専門的な凧を上げようとしている人、支流の浅い水辺に入いりながらタモを操っている親子や、ゴルフクラブでスイングの素振りをしている初老の男性などなど。

 彼らのバッグにはあまりキレイとは言えない川が音を立てて流れ、土手には野花が生い茂っている。
 まだらに青が強くなっている空には、白い雲がところどころに浮かんでいる。

 そんな中、気になるシーンを次々と見つけてシャッターを切っていく。
 撮影技術がないので、自分が素敵だと感じたことを少しも写真に出来ないことがうらめしい。
 せめてこの文章で代わりの何かを伝えることができればよいのだが、どうだろう?

 なんでもない光景、なんでもない時間、なんでもない日曜日が今までとは微かに違っていた。
 今日と同じような風は今までも吹いていたはずなのに、その風がこんなに薫ことに気がつくことなく生きてきた。
 とても素敵に感じた五月の日曜日。

 今年の五月の日曜日はあと一日。来週の日曜日も今日と同じように素敵なものにしたい。

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今日の写真のモデルはまやさん。