淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

失われた風景

 朝も帰りも通勤路は車が少なく、走りやすかった。比較的、月曜日は走っている車が少ないのかもしれない。
 明日も自分は出勤だ。文化の日、祝日なので多くの人が休みのはずなのに。
 仕事中に気がついてしまうと馬鹿馬鹿しくなってきて、仕事が手につかなくなってしまった。

 明朝の通勤は楽かもしれないが、帰宅路にはIKEAの近くを通るので、渋滞に巻き込まれなければいいのだが、はたして? 遠回りになってもはじめから避けて通った方がよいのかもしれない。
 今の現場に通っている間、祝日が訪れる度に仕事へのモチベーションは落ちるだろう。

 今年になってから、サブスクリプションで音楽を聴くようになった。Spotifyを利用しているが課金しているわけではない。
 有料のプレミアム会員でなくてもそれなりに使い勝手がよいので結構気に入っているが、音楽の作り手たちには厳しいのかもしれない。
 独身時代のころに比べて、音楽に対して対価を支払うことは激減している。世間でCDが売れなくなっているのも納得できる。
 一定金額の支払いによって、好きなだけ人々が創作物を享受できることは悪いことばかりではないのかもしれないが、創作者たちにたいしてはそれなりのサポートも必要になるだろう。

 今朝の通勤中、Spotifyで音楽を聴いていたら『TM NETWORK』の『STILL LOVE HER(失われた風景)』がかかった。
 自分で選んでいる曲なので、かかったというのは変な表現かもしれない。
 だが、ごく自然に流れてきたような気がしたから、あえてこの表現を使った。
 郊外の殺風景の朝の光景が、あまりにも曲に似合っていた。昨日や明日であったら、そう思わなかったかもしれない。

 車窓からの風景とこの曲が、久しぶりにある人のことを思い出させた。振り返り始めると、想いが止まらなくなりそうだった。数年前に特別に想ったある女性のことを。
 彼女のことを今でも想っている自分に気がつかされた。

 もう、彼女と会えないことは切ないが、彼女としか語ることができないことがあり、二度と誰とも話せなくなってしまったことの方がもっと切ない。

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今日の写真のモデルはEmiさん。