淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

モーニングムーン

 今朝、営業所へ向かう途中に月を見た。朝焼けの空に浮かんでいたまん丸な月を。

 営業所に着くと、同僚たちがローリー車のアイドリングをしながらフロントガラスに積もったまま凍った雪を、思い思いの方法で溶かしていた。
 自分は車に積んでいた霜取り用のスプレーを使った。
 ローリ車に乗り換えて出発すると郊外を走っていた車は少なく感じたが、多くのドライバーが路面凍結を気にしていたのだろう。ゆっくりと走る車が多かった。片側1車線の道路は特にペースが遅かった。

 裏道から名岐バイパスに入ってしばらくは気持ちよく走行できたが、木曽川を渡るころには自分もスピードを抑えた。
 道路に雪はなかったが、まわりを見ると白い景色が広がっていたから。
 昨シーズンは灯油の巡回販売中に、雪を目にしたことはなかったが、今年は今日で何回目だろう。

 それでもなんとか雪に足止めを食らうことなく、最初の販売エリアへ辿り着いた。
 午前中の早い時間は空気がヒンヤリしていたが、自分が予想していたよりも灯油の売れ行きは悪かった。
 毎週、最初のお客になってくれていた老婦人がポリタンクを出していなかったのが気になった。
 空になっていなくても、使った分だけいつも買ってくれた彼女のことが。何もなければ良いのだが。

 最初のエリアでの売上げはパッとしなかった。ひょっとしたら、雨に降られた先週よりも悪かったかもしれない。
 それも仕方がないだろう。寒の真最中だった今週だが、日中は暖かさを覚えた日が多かったし、今日も午前中は陽が時々顔を出していたから。

 おかげで、久しぶりに土曜日の昼食をゆっくりと取ることができた。最初の販売エリアから次のエリアへ向かう途中のある店で、味噌カツ定食を食べた。
 味噌カツ定食を最後に食べたのはいつだったのだろう? それ以上に岐阜で味噌カツを食べたことがあるかの記憶も曖昧だ。

 自分の巡回販売のコースは岐阜県内を長良川沿いに北上する。岐阜市から関市を経て美濃市まで一日かけて灯油を売り歩いている。
 当然、北へ向かえば向かうほど気温は下がる。

 最後の販売エリアへ着くと、雪がちらつき始めた。19時ごろに販売を終えて、営業所に戻ったのは20時過ぎ。帰宅する途中に21時になった。
 今日の売上げは3,183ℓ。先週よりも少しだけ増えた。
 ちなみに今日、自分がローリー車で走った距離は144㎞。

 それなりに頑張った自分を自分で労うために黒ビールと赤ワインを呑みながら、この文章を書いた。

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今日の写真のモデルはともみさん。