淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

菜の花畑に降る雪

 今、働いているオフィスは3F。オフィスを出ると正面には出窓がある。
 その窓は南西を向いていて視界を遮る物はない。手前には来客用の駐車場があり、会社の敷地とのフェンスを越すと草原が広がっている。
 映えている草は冬枯れすることもなく、西陽が当たる午後には緑が淡くなる。仕事に疲れた目を休めるのに時々、使っていた。

 今朝、その窓から見える草たちをよく見ると、先に黄色いものがついている気がした。
 お昼休みにオフィスビルから出てフェンスに近づいて確認すると、菜の花だとわかった。
 面していた草原だと思っていた場所は菜の花畑だった。まだ三分も咲いていないが。

 昼休みが過ぎてオフィスに戻って仕事をしていると、運送の仕事をしている友人からLINEでメッセージが届いた。岐阜では雪が降っていると。
 明日、岐阜で仕事をする自分に気遣って情報をくれたのだろう。

 それから1時間もしないうちに隣席のエンジニアが外で雪が降っていることを教えてくれた。
 自分でも外を見ると強い風に雪が舞っていた。菜の花畑が見えるお気に入りの窓から外を見ると、ちょっと幻想的な風景だった。緑と黄色と白が入り混じっていて。

 ネットで名古屋市内と岐阜県関市の天気を調べると降雪。岐阜では明日も雪が降る可能性があることもわかった。
 明日は土曜日。副業として灯油の巡回販売に朝から従事する一日だ。

 先週の土曜日の天気は雨だった。雨の中での仕事に苦労したが、ひょっとしたら明日は雪が降る中で仕事をしなければならないかもしれない。
 そんな心配をしながら客先のシステムを分析して設計書を書いていたら意外と捗ったのは何故だろう?
 今週の月曜日から昨日までの仕事量よりも、今日一日分の成果の方が高かった。

 定時後、仕事を終えて外に出ると雪はまだ降っていた。舗装された駐車場には積もっていなかったが、芝生や車のフロントガラスにはうっすらと白くなっていた。
 帰宅路、長久手市辺りまでは木々などに雪が着いていたが、尾張旭市に入るころにはあまり見なくなった。

 今、この文章を書いている部屋でも久しぶりに寒さを感じている。
 今夜のように寒い夜でも北風に吹かれて冷たい雪の中でも菜の花は咲いているはず。

 月曜日にオフィスビルから菜の花畑を見ると、黄色が少し増えているかもしれない。

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今日の写真のモデルはCHiHiROさん。