今の現場まで車で通い出してから家を出る時間が少しずつ遅くなっている。
通い出したころはハンドルを握りながらパンなどをかじっていたが、最近ではリビングで座って朝食を取ることがほとんど。
今朝のメニューはパンと豆腐のカルボナーラ。豆腐のカルボナーラはレンチンで出来るお手軽メニュー。それでも5分ほどの時間は調理にかかる。
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落ちついて朝食を食べ、ゴミ捨てしてから出発したのは7:10すぎ。
裏道を進んだがゆっくりとした車が前に走っている場面が多かったので、やきもきしながらハンドルを握り続けた。
車での通勤者ならば、途中地点でのラップタイムを意識している人が多いのではないだろうか。
自分もいくつかの地点での通過時刻を気にしている。できれば7:35までに、猿投グリーンロードの八草の料金所を通過したい。
今朝は料金所をその時間までに通過できなかった。それでも、走行車は少なくなかったが視界も路面状況も悪くなかったので、猿投インターで降りるまでの間にスピードを上げれば巻き返せると思っていた。
料金所を通過してしばらく進むと、二車線の道が一車線になった。事故などではなく、工事のために規制されていた。
一車線での窮屈な走行は加納インターまで続いた。自分が降りる一つ前のインターまで、他の車への追い越しが出来なかった。
平日の朝は毎日走っているグリーンロード。工事のために車線が規制されることの公示は道路にされていたのだろうか。少なくとも自分は気がつかなかった。
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猿投インターを降りてバス停には今日も女子高生の姿はなかった。彼女を見ればイライラした気持ちが少しは和んだだろうに。
7:53には仕事先の駐車場へ前向きで駐車することができた。
自席に着席すると隣に座っている男性エンジニアに話しかけた。グリーンロードが工事していたこと、バス停に女子高生の姿がなかったことを。
三年生なのかもしれないですね、と彼は答えた。学校が受験などの配慮のための自主通学の期間になったのかもしれない。
パンデミックに世界が揺れていても時は流れて、誰もが同じように年を取っていく。
雨が降ったり止んだり、強い風が通りすぎていっても変わらないこともある。