淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

日にち薬

 療養生活も今日で終わり。
 午前中に保健所から電話があり、係の人からあっさりとそう告げられた。熱が下がっているようなので問題ないと。
 残っている症状のことをこちらが口にすると、後遺症になるのでかかりつけ医に相談して下さいと。

 係の人からしたら自分への通達は単なる仕事。事務的になるのはわかるが、こちらとしては人生でそんなには経験することでないはずのこともあって、ちょっともやっとした。

 そういえば、同じようなことを誰かが文章にしていたのを読んだ気もするし、同じ病気の患者として先輩だった母親もそんなようなことを言っていたような気もする。

 新型コロナを発症してからの10日間はあっという間だった。
 前半は病状が上向いていく感覚を覚えないまま、ほぼ寝室に閉じ籠もっていた。
 処方されたカロナールを飲むためだけに、起き上がるのもしんどかったが準備をして定期的に食事を取った。食欲があったのは幸いだった。

 今週になってからは少しずつ起きている時間が増えた。
 ポートレートの撮影データがあったので、少しずつ現像していった。
 水曜日には現像が終わったので、その後はパソコンでゲームに没頭していたが、退屈するなんてことは全くなかった。

 まだ数日くらいだったら家で閉じ籠もっていても苦には感じないだろう。
 身体が軽かったはずなのに、最初の緊急事態宣言下の日々よりは気持ちには余裕があったのは何故なのだろう?

 ちなみに今の体調は調子の良い時の70%くらい。
 残っている症状は痰が少し出るのと少しのけだるさくらい。動いていないので体力も落ちているだろうが、日常生活にはほぼ支障がなくなった。
 仕事のことを考えると気が重くなってしまうが、月曜日からは出勤するつもりでいた。

 朝一番客先の会社から指定された様式で療養中の状況を報告すると、午後に先方から電話があった。
 電話の相手は会社の管理者で仕事上ではほとんど会話をすることもなかった課長。
 彼の言葉はまわりくどかったが、月曜日の出勤は見合わせて欲しいとのことだった。

 仕事は嫌いだが釈然としなかった。何かが心に引っかかったままだ。
 保健所からの朝の電話よりもモヤモヤとしたが仕方がない。
 早い春休みが少し長くなったと気持ちを切り替えることにしよう。

f:id:mobemobe617:20220304194853j:plain
今日の写真のモデルはらいなさん。