淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

封筒の中身

 ほんの少しだけほっとしている今夜。
 今年の講師としての仕事の最初の小さな山を超すことができたから。
 だが、週明けからはすぐに、もっともっと高い山を登りはじめなくてはならないので、気持ちはあまり休まらないでいる。

昨日のお散歩ショット。

 今週はあるTOYOTA関連のシステム会社で登壇していた。
 システムエンジニアとしては何度も関わってきた会社だが、自分の中でのイメージは最悪。
 今までに携わった仕事の中で、一番酷い目にあった現場は会社での仕事だったから。
 その時には自分の同僚も含めた何人もが出社しなくなり、その同僚は心身をおかしくなったまま、会社を去った。
 ちなみに自分に鬱っぽい症状が出はじめたのもこのころだった。
 その後にも何度かこの会社に関わってきたけれど、達成感などの喜びを少しも味わったことがないばかりか、負の感情を抱いてばかりだ。
 それは、この五日間でも同じだった気がする。

 この会社への登壇初日の通勤中に思った。オフラインで仕事をすることと、車での通勤がずいぶんと久しぶりだということを。
 新入社員の研修場所は名古屋市内の中心部だったが、どの駅からも中途半端な場所。
 自転車で通うことも考えたのだが、結局は車通勤を選択した。これでよかった気がしている。
 お昼休みには車でお昼寝できたし、対面での仕事で疲れきった身体で歩かなくてよかったからだ。

 この五日間の研修でいろいろなことを少しだけ綴りたい。
 新入社員の彼ら全員が会社の社風に染まりはじめていることを感じた。一言で表すならば社畜の兆しを感じたことだ。
 講義前と講義後には日直のような当番が発する号令に従って一人として乱れていない丁寧なお辞儀をしていた。まるで軍隊のような。
 何度見ていても気持ちが悪かったが、その理由に気がついた。そこには彼らの感情が込められていないと感じたからだ。指示された通りのことをしているだけと思えた。
 大きな会社で働くためには必要なことなのかもしれないけれど、違和感しか覚えなかった。

 また、ある日の講義後に人事担当が現れて新入社員一人一人に封筒を配りはじめた。封筒には入社式での集合写真が入っていた。
 こんな時代錯誤なことをしている会社があるなんて。
 同じようなことをしている会社は国内ではどれくらいあるのだろう?
 写真は無償なのだろうか。それとも、給料から天引きされるのだろうか。少し気になる。

今日の写真のモデルは、初めましての加藤みほさん。