四月から名古屋と東京を行き来しながら、気がつけば八月。
なんとか今日、今年の登壇が終わった。
今年は4社で70日間も登壇したが、四月にはじめて登壇した時の記憶は、もうすでにおぼろげになっている。
会社名とカリキュラムの概要をなんとか覚えているくらいだ。
講師の仕事をはじめてからは、なぜか武蔵野に縁がある。
昨年は約半分、今年は6/7が武蔵野での登壇だった。両年ともに二社だったのも偶然なのだろうか。
来年も講師の仕事のオファーがあったら、また武蔵野を訪れることになるのだろうか。
今日は自分だけでなく、一緒に登壇したほとんどの講師も最終日だった。
メイン講師の二人はあと二日だけ登壇するが、講義はオンラインなので講師や受講生だけでなく、他の関係者も感傷的になっていた。
講師それぞれが一人ずつ挨拶したのだが自分が考えていたよりも、それぞれの話は長かった。おそらく、自分も無意味な長い言葉を連ねてしまったのではないか。
久しぶりにマイクを握ったので、ちょっと力が入ってしまったのかもしれない。
たまにはヒトカラで、ストレスを発散した方がいい気がした。
その後は受講生たちから講師たちへのサプライズが用意されていた。
サプライズは講師一人一人へ御礼の言葉が書かれた色紙。
光栄なことに、自分の色紙もあったのだが照れ臭かったし、受け取ったときには涙腺がやばかった。
その場に立ち会った人事部の人によると、受講生たちのサプライズは自発的で、しかもはじめてのようだ。
その後は自然な流れで講師と受講生の全員で写真を撮ったのだが、自分はマスクを外すのをしばらく気がつかないでいた。
撮影が終わると、受講生たちがそれぞれの講師の元へ御礼の言葉などを述べにきた。
自分にも受講生たちが挨拶してくれただけでも嬉しかった。
だが、それ以上に思ってもいない別のサプライズが用意してくれていたのだが、これ以上は大人の事情で差し控えさせてもらう。
寄せ書きの色紙を受け取ったのは、人生でおそらく二度目。
一度目は高校卒業の時に、放送部の後輩たちが書いてくれたのを思い出した。
歳のせいか、こういうものにはすっかり弱くなっている。
普段はお金で買えないものはほとんどないと、口にしているくせに。
