淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

過干渉

 一昨日の土曜日に娘と会った。
 いつものように前触れもなく、先週の木曜日にその連絡があったが、数学を教えてほしいとのことだった。

 元々、土曜日には予定があったが娘を優先した。
 ポートレートの撮影会への参加を予約していたがキャンセルした。
 前々日だったのでキャンセル料金が発生したが仕方がない。
 出来損ないの父親である自分でも、やっぱり娘は可愛いからだ。

 約束よりも30分ほど遅れて、娘はお昼前にやってきた。
 到着するとすぐにプリントと教科書を机に広げた。
 娘曰く、ちょっぴり勉強する気が起きたとのこと。大学で犯罪心理学を勉強することに興味が出てきたらしい。
 その大学は娘が今、通っている中学からエスカレータで行ける訳ではないけれど、それほど偏差値が高くないことも娘をその気にさせているようだ。
 なぜに犯罪心理学かはわからないけれど、何も見つからないよりはずっとよいだろう。

 娘が持ってきた教科書は中高一貫教育用で、出版元はチャート式の数研出版
 中一の時ですら自分には即答できない問題があったが、今回は一問目から躓いた。
 問題は以下のような内容だった。

娘から質問された問題

 わからなかったのでプライドを捨てて友人だけでなく、SNSやCopilotまでに助けを求めたが、それぞれの回答はバラバラだった。
 Copilotだけが違ったのが特に気になった。
 Copilotが間違っている確率が高そうだが、仕事柄のせいか余計に気になっている。

 ちなみにCopilotへの質問は問題をスマホのカメラで撮って、その写真を投稿した。
 問題の読み取りに差異があったのかもしれない。

 父親としての威厳なんてないと思うけれど、またまた娘の前で恥ずかしい思いをした。
 そんなことも、時間が経てば思い出になるのだろうか。

 昼食は近所にある焼肉屋で食べた。
 私の母親も呼んで親子三代の三人で会食して楽しい時間になった。

 ただ、お腹一杯になったこともあってか、午後からの娘は勉強にはほとんど手をつけなかった。
 彼女らしいと言えば彼女らしいし、自分に似ていると言えば似ている。
 少し小言を言ったが、自分は買ったばかりの文庫本を読みはじめた。
 するとどうだろう。一人で机に娘は向かっていた。

 娘はもう思春期で大人の入口。
 過干渉なのはやる気をそぐ可能性が強いことに、気づかされた気がした。

 夕食は自分が作った出来合いの素材を使った蟹雑炊を食べたが美味しかった。
 娘からも好評だったのは、昼にしっかりとしたものを食べたからかもしれない。
 夕食後にはまた自分は文庫本を手にしてのんびりと過ごし、21時過ぎに娘を車で送っていった。

 お酒を呑むことなく、のんびりとした土曜日は終わった。
 この三連休はノンアルコールで過ごせそうだが、そんな連休も悪くない気がしている。

今日の写真のモデルは、初めましてのchisaさん。