先週も仕事に追われて終わった。昨年末から手伝っているろくでもないシステム開発の手伝いと四月からの講師の準備で。
開発の作業のフェーズは単体テスト。実際はそんなフェーズとはいえない状況だ。
まだまだ仕様に隙間はあるし、お客同士の合意さえも怪しい。
なんちゃって仕様屋の自分の視点でみると、仕様に大きな問題があることに気がついているが、もちろん黙っている。見下している相手から本当のことを言われると機嫌が悪くなる人がほとんどだからだ。
この仕事のせいで三月だけでも日付が変わるまで残業したのは三度。
アラフィフにとって過剰な残業は心身ともに堪える。
一緒に仕事をしている最年少のメンバーに、この仕事は今までで何番目に酷いかを問われたので、一番や二番ではないと答えた。
手伝いはじめた当初から、よくある酷いプロジェクトだという匂いはしたが、ここ数週間は希に見るボロボロなプロジェクトだと痛感させられてばかり。
そんな状況でも、今のところはこのプロジェクトに関わった人間が一人として離脱していないのは何よりだろう。
酷いプロジェクトでは会社を辞めたり、会社に来なくなったりするメンバーは珍しくないし、そんな現場を自分は今までに何度も見てきた。
気持ちのよくない愚痴を書き連ねているが、そんな状況を招いたのは自分のせいだという自覚はある。
フリーランスなので、サラリーマンよりは仕事は選べる立場だったのだから。
今月は確定申告もあったし、四月からの講師の仕事の準備もしなければならないので、システム開発の仕事を請けるか迷っていたが、判断を誤ってしまった。
フリーランスになって間もないこともあって、エージェントや請けた会社に忖度してしまったこと。少しでも現金をキープすることを優先してしまったことを悔やんでいる。
今後、同じような判断ミスは避けたいが、何回かは繰り返してしまう気がする。
昨夜は仕事を終えた後に、翌日に備えて雪遊びの道具を玄関先に並べてから眠った。
普段だったら車に積み込むが力も尽き果てていたし、起きられる自信もなかったからだ。
実際、起きたのは普段の平日とほぼ同じ時間。手元にあったスマホを見ると、アラームのセット画面が映っていたが、セットはれていなかった。起きたいと思っていた時刻をセットする前に力尽きたようだ。
今朝、寝室から出て階段を降りると虚しい光景が広がっていた。
スキーとスノーボードの道具が玄関で朝陽を浴びていたから。
今シーズンはあと何度、雪遊びに出かけられるのだろう。生きている間にあと何度、雪遊びができるのだろう。
ちなみに、独身者は妻帯者よりも平均寿命が10年ほど短いらしい。おそらくは健康寿命も比例しているのではないか。