淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

忘れ物を取りに行けること

 24日の出勤日まで残すところ僅かになってきた。出勤日までに予定していたことで出来そうもないことが、少し出てきたが仕方がない。来月からの予定だった出勤日が早まったのだから。

 

 今朝は6時過ぎに家を出て、ウイングヒルズ白鳥リゾートに向かった。先日滑走しに行ったときにストックを忘れてきてしまったので、取りに行くことにしたのだ。当然、滑走はしてくるつもりだった。

 

 郡上市に入るころから見える景色も前回とは変わってきている。山々の緑がほぼ深緑になっているし、まだらにあった薄緑を探すのが難しくなってきた。長良川に入っている友釣り師の数も増えているのがはっきりとわかる。

 今日みたいに暑い日だと清流に浸かりながら釣りを楽しむのも悪くないだろう。マスヲもストックの忘れ物が無ければアユではないが他の釣行を考えていたくらいだから。

 

 先日よりは早く家を出たので10時過ぎには現地に着くことができたが、今日は朝から晴れていたので駐車場から合羽を着てセンターハウスに歩くだけでも暑かった。当然、ゲレンデも先日よりも暑かったが、先日よりも全体的に人が多かったのは何故だろう。 

f:id:mobemobe617:20170719221148j:plain

 今日は暑かったせいもあって、ゲレンデでの散水量が多かったので1本滑る毎に全身に相当な水を浴びた。先日までは小雨が時折降ったり、気温がまだ低かったので「PIS*LAB」自体の温度が低かったからだろう。ある意味こういうコンディションでこそ高価な合羽を買った意味があると言えるかもしれない。今日は暑かったが以前使用していた安い合羽よりははるかに通気性が良いからだ。

 

 上級のスキー板をレンタルするとエッジを1回だけ研磨してくれるので昼食を摂るタイミングでレンタルショップに持って行った。板を預けるときに係りの男性との雑談の中で、今日はスピード感を前回来た時よりも感じないのだが、と言うと気温のせいだと教えてくれた。「PIS*LAB」の温度が上がるとスピードがやはり出にくいらしい。彼は今日も10時までは滑走したがその後は仕事に専念しているそうだ。

 前回の記事で「PIS*LAB」は時間によって滑走感に差が無いようなことを書いたがそれは間違いだったようだ。

 

 ウイングヒルズ白鳥リゾートのグリーンシーズンは他にもアクティビティが楽しめるのだが食事後にマウンテンバイクを楽しんでいる客に、スキーヤーやボーダーは何故同じような合羽を着ているかを質問された。ゲレンデに多量の水がスプリンクラーで散水されているのでその対策のためだと答えた。バイカーは散水対策か傷対策だと思っていたようだ。自分もそうだが、皆それなりに高価な合羽を着用している人が多そうだということも付け加えた。

 

 今シーズンの「PIS*LAB」滑走は3回目だが、前2回は恥ずかしながら1回ずつ転倒して肘に軽い擦り傷をしていた。

 リアルスノーのゲレンデでは1シーズンを通してもそれほど転倒することは無いので油断していたのかもしれない。今回はその点も考慮していつもは膝しかプロテクターをしないが今日は肘にもプロテクターをして滑走したら、結局1回も転倒しなかった。

 準備をしなかったらそのことに関してのトラブルが起こり、準備をしたら何も問題は起こらない。何でもそんなものかもしれない。

 

 今日で今月のウイングヒルズ白鳥リゾートを滑走は最後になるだろう。そのことも踏まえて帰りに少し寄り道をした。国道に出る前に少し横道にそれるだけで正ヶ洞の棚田を見ることができるからだ。車1台が何とか走れるような細い道をしばらく行くとマスヲでさえもほのぼのする田舎の原風景のような眺望を楽しむことができた。 

f:id:mobemobe617:20170719183332j:plain

f:id:mobemobe617:20170719183427j:plain

f:id:mobemobe617:20170719183444j:plain

 帰り道も国道沿いからところどころに見える長良川では往路よりも釣り人が増えていたような気がした。国道沿いの温度計も見るたびにほぼ30度を越している。

 釣り人たちは陽にあたるようなポイントでも水に浸りながら、アユを追っかけていれば日差しや気温はあまり感じないのかもしれない。

 

 マスヲが名古屋近くまで帰ってくると母親からスマフォにメールの連絡が入った。今夜焼肉を食べに行きたいとのことだった。前振りもなく突然だったのだが、たまには母親の無茶ブリに従うのも仕方がないだろう。

 焼肉屋で弟も含めて3人でビールを片手に食事をした。マスヲが日中体を動かしたので焼肉よりもビールのほうが美味しく感じた。マスヲだけでなく母親も弟もそれなりにペースでビールを何杯も飲んだ。

 

 食事中の会話で婚活に勤しんでいる弟に対して、母親がいきなり切り込んだ。弟が思った以上に成果が上がっていない婚活について、大学時代に付き合った彼女が忘れられないのではないかと。40歳の弟はそうかもしれない、と答えた。

 2人の会話を聞きながら自分にも過去の恋愛で取りに行けない忘れ物が無いかに思いを巡らせたし、今もそのことを考えながらこの文章を書いている。

【祝・たんぱく宣言100日継続企画】 エッセイを書く難しさと楽しさ

 今日の記事でたんぱく宣言は100日の継続となり、そして100個目の記事となる。
 これもひとえに読者のお陰だと思って感謝しているし、キリのいい100日継続できたことにも我ながら驚いている。

 先日、ある友人と食事をした際に同人誌に復帰して小説を書いていることを話題にしていた時のことだ。
 blogの執筆ペースを落として小説を書くことに注力したらどうかという意見をもらった。
 小説を書くことも今のマスヲにとっては大事なことだ。だが、blogを毎日書くこともやはり大事なことなのだ。
 blogを書くと文章量や内容にもよるが、たんぱく宣言の記事の中では数時間かかっているものも珍しくない。その時間を小説の執筆にさけば、小説の執筆がその分だけ進むのは確かなのだが、今のところはblogの更新ペースを変えるつもりはない。だが、友人の意見を参考にして最近はblogの文章量をある程度抑えている日が多い。

 たんぱく宣言はマスヲのエッセイなのでノンフィクションだ。毎日書き続けている中で気がついた。
 小説は絵画を描くことにエッセイは写真を撮ることに似ているということに、だ。
 小説はフィクションなので事実をもとにしたことであってもどんなことでも書ける。絵画の基本もリアリズムなのかもしれないが、ある程度は虚飾なことでも絵画にすることは可能だろう。
 だが、エッセイはノンフィクションなので事実しか書けない。写真も目の前にあるものを撮影するしかない。
 この点がblogを書きはじめたときからの自分の中では大きな壁だったのだが、書き続けることによって最近はその壁を越えたような気がする。
 写真はアングル、構図、絞り、シャッタースピード、感度などをコントロールすることによって同じ景色を撮ったとしてもまったく別の作品にすることは可能だろう。
 エッセイも見たこと聞いたこと体験したことなどしか書けないのだが、体験したことは特に視点や構図などを強く意識して考えて書くと、自分でも驚くほどの読後感を与えることが出来るのではないかと思えるようになってきた。

 マスヲの中でそれを今までで強く感じた記事がある。それは以下の記事だ。
hatehatehahaha.hatenablog.com

 正直に言うと事前から当日の自分の感情を予想していたので、多少下書きのような原稿があったのだが、当日に体験したことを自分なりに考え直したらまったく別物の記事となったことが感慨深い。

何を書きたいのかと聞かれても

 昨日は日曜日だったので夕食は、慣習となっている通り実家で食べた。
 マスヲの家族では下戸はいないため、母親もお酒をたしなむし、弟は毎日晩酌するため実家で顔を合わせるときにはたいていお酒を口にしている。
 マスヲが日曜日に実家で家族と食事をする時に、お酒を飲む割合は2割くらいだろう。
 昨日もそうだったのだが母親と弟だけがお酒を楽しみ、マスヲだけがノンアルコールのビールであわせることが多い。

 マスヲの住む地域では昨日は梅雨明け前なのに、日中35度を超すような暑い日になった。そのせいか母親もそれなりにお酒を飲んでいたのかもしれないが、少し気になるようなやり取りがあった。
 マスヲが最近同人誌に出戻りをしたことを以前話していたのだが、小説で何を書きたいのかと聞かれたのだ。
 この手の質問は誰にされても相手に併せて答えなければならないこともあって、非常に難しいし答えるのが面倒臭いのだが、その前に質問されたこと事態にいくつもの疑問が湧いたのだ。
 まず、母親は小説どころか本を読まない。むかし、『風と共に去りぬ』が好きだと話していたので、原作の文庫本をプレゼントしたことがあるが、目が疲れるからと言って一切読もうとしなかった。
 また、以前マスヲが同人誌に参加していた時のことにはほとんど興味を示していなかったからだ。逆に亡くなった父親は同人誌に発表した作品を読んでくれたし、マスヲが小説を書くことを好意的に捉えてくれていた。
 ちなみに父親の読書冊数はマスヲの家族の中では断トツだろう。父親ウイスキーを嗜みながら本に目を通していた姿は良く目にしたし、癌で病院に入院していたときも何冊かの文庫本を枕もとに置いていたほどだ。

 まったく小説を読まない母親に対して何をどう答えるのか困ってしまったが、次の言葉しか出てこなかった。
 ヒューマニズムかな、と。こっちは必死に考えて答えたのに母親はピンと来ていないらしく、少し絡みがちに、もっとわかりやすいようにと追加の説明を求められたのだ。
 社会的なことや時事的なことを今は意識して書こうとは思わない、そのようなことが問題になるのもそれを引き起こしているのが人間なのだから、と追加説明するのが精一杯だった。
 それでも、母親は納得できていない様子だったが、有名私大の文学部を卒業している弟が間に入ってくれたので母親の気持ちもその場では収まったようだったが、マスヲの言ったことをどこまで受け入れてくれたのかはわからない。

7月なのに忘年会の相談

 昨夜は小学校からの友人3人と栄にあるビアガーデンマイアミに繰り出した。今シーズンは例年に比べて行くペースが遅く昨日でまだ3回目だ。昨日も日中は暑かったのでビールが美味しくて、何杯飲んだか覚えていない。

 今日は1週間ぶりに労働に勤しんだ。副業のラーメン屋のアルバイトのシフトに入っているからだ。ちなみに明日もシフトに入っている。

 マスヲのバイト中の仕事はいろいろあるが、仕込みの手伝いをする時は店外にある冷蔵庫からラーメンの具材になるもやしを店内の冷蔵庫に移す仕事から始まる。
 バイト先でお客に提供しているラーメンはどのメニューでも一杯に結構な量のもやしを使うので、週末だと1日に店で使うのはかなり相当なものだ。今朝も2キロくらいのサイズの袋を30個以上運んだはずだ。

 この作業も夏の暑さの中だと相当に汗をかくが、もうひとつ仕込み中の作業で暑い作業がある。餃子を焼く鉄板を洗う作業だ。
 餃子の鉄板は1日使うと平日でも真っ黒になっている。その鉄板に洗剤をいれた状態で1度熱してから、軽くこする。そして熱くなった状態のままシンクに移してからまたさらに洗剤などを使って金属性のタワシで擦るのだ。
 使い込んでいる鉄板は傷なども相当入っているので、汚れもその傷に入り込んでいるために中々簡単には取れない。腕に力を入れてタワシで磨き上げていく。
 汚れの落ち具合を確認するために時々、熱湯をかけてみるのだがその作業をしていると完全に昨夜飲んだビールが汗で出てしまったような気がしてきた。

 だが、仕込み中はお客がいないし社員も含めて数年来の人がほとんどなので取り留めもない話などをしながら作業をするのが何となく楽しい。話題も午前中にふさわしくないような大人な話をしても誰も眉を顰めない。全員マスヲより年長者のせいもあるだろう。
 さて、今日の話題の中で興味深かったのはもう今年の忘年会のお店選びの話だ。マスヲのバイト先はそれなりに問題もあるが、忘年会の費用として従業員1人につき5000円まで会社がお金を出してくれるという太っ腹なところもある。マスヲの正業で勤めている会社は年によっては参加費を徴収されることもあるので、そういった配慮は嬉しい。
 もちろん話をしただけでお店は決まってはいないが、確かに夏を過ぎると12月まではあっという間の気もするし、そのスピード感は年々早くなっているように感じているのでその話題を初めても早すぎる気はしなかった。もう、そんな時期なのかもしれない。

スキー板のチューンナップ

 次の現場に参加する日にちをなんとか24日にしてもらえた。それでも、口約束よりは短くなってしまったのだが、あと1週間あれば自律神経の調子も大分よくなるだろう。

 時間はあっても自分の心身の調子を考えて月山でスキーを楽しむことは諦めた。月山スキー場で夏スキーをすることは、まだしばらくの間きっといつかはと思い続けて取っておく、楽しみのひとつとなりそうだ。

 実はそんな画策も考えていたために、今シーズンも散々使い込んだスキー板をチューンナップにまだ出していなかったのだが、今日お願いしに行った。
 昨年はチューンナップに出すことを晩秋まで忘れていたので、受け取りがシーズンインに間に合わなかったためだ。今シーズンは10月中には受け取れるとのことだ。

 マスヲが昔からお世話になっているお店のオーナーは腕は良いのだが、典型的な職人タイプ。頑固親父でこだわりが強い。メーカーによっては断ることもあるらしいが幸いマスヲの持っている板のメーカーは問題ないらしい。
 彼が話しを始めると熱くなりすぎるためになかなか終わらない。昨シーズンは板を出す時も受け取る時も、そして今日も熱くて長い話を聞くはめになってしまった。

 昨シーズン*1は今までのスキー歴の中では他のスキーヤーに圧倒的に話しかけられた年になったのが、今振り返ると考え深い。
 その中でもマスヲがホームゲレンデにしている野麦峠スキー場の高速ペアリフト、スカイラビットであるスキーヤーが話しかけてくれたのが思い出深い。
「名古屋の方ですか」とリフトに乗ってしばらくすると話しかけかれたからだ。
 リフトに乗る前後に誰とも喋っていないので、方言やイントネーションでわかるはずもない。ひょっとして駐車場で停車していた車のナンバーで判定されたのかなどと少しの間考えていたが、わからない。
「そうですが、どうしてですか」とマスヲが聞き直すとお互いのスキー板に張ってあるステッカーを指差した。
 二人がお世話になっているお店は名古屋市内だからだ。
 話しかけてくれた方は名古屋ではなく尾張旭市内在住とのことだった。リフトに乗っている間、シーズンインからシーズンの終わりまで、どのスキー場で楽しむか等の情報を交換することが出来たし、楽しかった。
 また、彼も親父の腕は信用しているようだった。
 だが、持ち込みは友人にお願いしているとのことだったが、やはり親父の長話が気になるのかもしれない。

*1:2016年11月~2017年5月