淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

酒また酒

 普段、飲酒はしない。自宅で晩酌をすることは稀で、友人が来たときか料理にお酒があいそうなときくらいだ。
 マスヲの外見から酒と煙草をこよなく愛していそうなイメージを持たれることがままあるが、煙草は吸わない。
 その外見で得することもたまにはある。現場で仕事が嫌になっときに、喫煙室でさぼっていても誰かに咎められたことは一度もない。
 父親と同居していた祖父が喫煙していたせいか、ある程度のタバコの匂いと煙は我慢できる。働くことが嫌になったときには煙草で空気が汚れた部屋に閉じこもっている方がましだ。

 話がそれたが、年末年始はどうしてもお酒を口にする機会が増える。昨夜もスキー場から帰宅したあとに近所の焼き鳥屋から3軒の店を飲み歩いて日付が変わってから帰宅した。
 寝室の出入口の脇に置いてある電子体重計。毎朝、起床時に乗ることにしているが、今朝も耳障りな警告音を鳴らした。飲酒時にはつまみをかなり食べるほうだろう。おかげで飲酒した翌日の体重計測にはげんなりすることが多い。

 今日は母の弟、叔父が毎年主催してくれる新年会だった。14時からと遅めの開始だったので、その前に近所のスーパー銭湯で汗を流してから参加した。
 叔父は飲酒をしないので、新年会の会場まで毎年送迎してくれている。
 叔父の家は自宅から徒歩で5分ほど。今日の午後は風も弱く穏やかで暖かかった。途中に国道にかかる歩道橋を渡らなければならないが、食事前には気持ちのよい散歩になった。

 叔父宅の玄関先で日向ぼっこをしながら時間を過ごしていた。しばらくすると母と弟が現れたので、叔父宅のインターフォンを押した。
 叔父の家族が出てきたが、今年は一人少ない。叔父には2男がいる。自分から見たら歳の離れた2人の従弟になるのだが、長男は参加できなかったようだ。
 彼は今年度から介護職に就職したために、今日は勤務日だったからだ。

 促されて叔父の車に乗り込む。次男は自分の車で向かうことになったために、車内は昨年よりも広かった。叔母も次男の車に同乗したこともある。
 彼は今年成人式だ。早生まれなのでまだ二十歳にはなっていないが、明日式に出席するために新年会のあとに美容院に行く予定だと聞いた。

 お店はちょっとした小料理屋だが、毎年普段食べられないものを出してくれる。今日もまだこの時期では手に入れることも難しいと思われる、こごみや新たけのこも出してくれた。
 刺盛りには皮が湯引きされた鯛から中トロなど数種が並んでいる。松葉カニのほぐし焼きからひとり鍋にはフグが入っていた。
 当然のように酒が進む。途中から弟がお酒にすることを提案されたので叔父に話をするとヒレ酒を勧めてくれた。久しぶりに飲むヒレ酒のせいでさらに酒が進む。
 最後のご飯ものは七草粥。美味しさだけでなく、今日が7日ということも実感させてくれた。
 明日も体重計に注意を受けそうだ。

ガールフレンド孝行

 今日は友人ファミリーとスキーに出かけてきた。基本ボッチスキーヤーの自分。他人と同行するのは珍しいが、今シーズンはグループでのスキーは2回目。ゲレンデに出かけた回数は7回目なので、割合としては2/7になる。
 向かったゲレンデはきそふくしまスキー場。友人ファミリーたっての希望だったからだ。

 自分がホームとしている野麦峠スキー場とは互いに提携していて、どちらかのシーズンパスポートを提示すれば提携先のゲレンデリフトの1日券を2000円で購入できる。
 しかもスキー専用のスキー場であることと、キッズが安心して練習したり雪遊びをしたりすることができる専用のスペースがあることも知っていたので、このスキー場を友人が選択したい気持ちもわかる。
 自分も娘をこのスキー場に何回も連れて来ているからだ。

 友人所有のワンボックスカーに妻と年中の長女、3歳になる長男の家族とゲストとして自分の幼馴染を乗せて、朝の6時過ぎに自宅まで迎えに来てくれた。自分が最後だったこともあってか、助手席を空けていてくれた。
 ひどい渋滞もなくゲレンデには9時過ぎには到着できた。駐車場の停車数の様子から来客は思ったよりも少なそうだ。3連休の初日にしては。

 友人の長女は昨年ごろから自分に懐いていてくれる。理由はまったくわからないのだが。アラフィフのオッサンに対しても彼女は次のように優しく呼んでくれるのだ。お兄ちゃん、と。
 昔から子供とシニアの女性だけにはモテる、マスヲ。むかしはあまり意味がないと思っていたが、最近は悪い気がしないのは何故だろう。

 自分に好感を持ってくれている彼女と手を繋いでスキースクールに歩いてむかった。日ごろから彼女が自分に優しくしてくれるお返しにスキースクールでしっかり練習してもらおうと思っていたからだ。彼女もこちらの提案をすんなり受け入れてくれた。
 入校の申込書を書いているときに、彼女の名前は知っていたが漢字を知らないことに気がついた。受付係の女性が平仮名の記入でもOKだと言ってくれたので、平仮名で記入した。駄目なお兄ちゃんだ。

 午後は彼女と一緒にスキーをすることになっていた。キッズパーク内で彼女の滑りを見たが自分で思うように停まることができるようになっている。今まで彼女とのスキーは3回目。前回までは自分と友人だけで教えてきたが、スキー教室に入校させた甲斐があったようだ。
 安心したので、滑走技術が自分より高い幼馴染にも協力してもらって彼女と一緒にリフトに乗った。リフトから降りるときはもちろん、危なげない滑りでリフト1本分を滑走できた。1番最年少のガールフレンドの笑顔を見ることができて、何よりだった。

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ガールフレンドが危なげなく滑ったきそふくしスキー場のゲレンデ

オセロ

 明日からの3連休のどこかで娘とスキーに行こうと思って年明けからメールで誘っていたが、別居している妻からなかなか返事がなかった。
 彼女の仕事が既に始まっていてバタバタしているのはわかるが、何度も電話とメールで連絡を促しているが返事がなかった。仕方がないので、今日の夕食後に彼女の実家を訪ねた。

 実家に到着すると、家の前にある駐車場には2台停車できるようになっているが、両親の車だけが駐車してあった。インターフォンを1回鳴らすが反応がない。家の奥には薄明かりが灯っていて、時々照明の場所が変わるので人の気配がないとも思えない。
 もう1回インターフォンを鳴らしても誰も表に出てこない。諦めかけていたが最後に直接呼びかけた。こんばんは、と。
 すると、家の中から物音が聞こえた後に義父が玄関を開けてくれた。こちらからすれば正直、ヤレヤレという気持ちになった。

 妻宛に新たに届いた年賀状2通を手渡し後に、義理の両親に要件を伝えると娘にはスキーの話を直接していないらしいことが窺えた。予定がはっきり決まるまでの彼らたちの配慮だとは思うが、自分にはあまり落ちていない。
 明日の土曜日ならともかく、成人の日の予定をさりげなく尋ねると、次の日学校だからという返事。
 朝早く出発して早めにゲレンデを出発すれば問題ないと思うのだが、子供のことよりも大人の事情が大きく反映されている気がしてしまう。
 だが、自分にはそのことを強く咎める資格がないこともある程度はわきまえているつもりだ。子供と両親が一緒に住めない環境に関与している一因は自分にもあると思っているのだから。

 お互いの思惑があまりにも違うため、会話していてもむなしいだけ。お年玉だけ娘に渡して帰宅しようと思ったが、義母がお茶の準備をしてくれていたので、それだけは頂いて帰宅しようと考えていた。
 お茶が入れられる間、居間の片隅を見ていたらあるものを見つけた。オセロゲームだ。
 自分は子供のころ好きだったゲームで正月などには来客した大人に対戦相手になってもらうことをよくせがんでいたのを覚えている。

 娘を誘ってみると喜んで対戦してくれた。小学校2年生だけあってルールはしっかりと把握していた。そればかりか自分が子供のころ後攻が好きだったところも知ることができた。それだけでも暖かな気分になる。
 対戦の序盤はこちらが手を抜かなくてもある程度勝負になっていた。だが、映ったままになっているテレビに彼女は気を取られていることもあり、少しずつ劣勢となってしまった。
 負けても笑顔のままだった。何かに満足できたように。 ゲーム版と駒の片付けが終わった後にお年玉を渡すと、笑顔で言ってくれた。ありがとう、と。こちらこそ、ありがとう。
 今回は一緒にスキーに行けなかったけど早く一緒に行けることを願いながら帰宅した。

2018年の仕事初めと滑り初め

 夜中にうなされて目が覚めた。会社の社長と対面している夢を見て。下着とパジャマが汗でびっしょりと濡れていた。風邪で発熱して解熱したときのように。
 着替えて再び布団の中に入るとすぐに眠りに就くことができたが、目が覚めると7時を過ぎていた。寝すぎてしまった。今日は滑り初めに出かけるつもりだったので。
 最近、スキーに行くときに計画した時間に起床できないことが増えてきた。これではお寝坊スキーヤーだ。

 8時前に自宅を出発した。正月三が日が明けてはいたがまだ4日。道は思ったより空いていたが、ETCの高速料金はやはり平日料金だった。
 ホームゲレンデである野麦峠スキー場の駐車場に11時前に到着した。到着後すぐに今年最初の仕事をはじめた。

 昨日の午後、自社の社長から年賀の挨拶が携帯電話にショートメールで送付されてきたので、その返信を送った。
 すぐに返信をしなかったのは、少なくとも三が日だけは仕事に関係することを生活から排除したかったからだ。
 夜半に仕事のストレスからか変な夢で気分を害したのと併せて、自分では仕事が生活の中に入り込んできた実感を味わってしまった。まだ、冬休みのはずなのに。

 メールを送付した後に手早く着替えてゲレンデに向かった。今日までは休日料金だったがトレーニングバーンの横にかかっている第1ペアリフトは運休していた。
 バンビゲレンデが解放されて第5ペアリフトは運行していた。初心者が安心して滑れるコースが整備されていた。小さな子供たちの姿も目立った。

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子供の初心者でも安心して滑れるバンビゲレンデも解放された。
 今日のホームゲレンデの冷え込みはなかなかだった。お昼になってもゲレンデトップまで登ると鼻の穴に冷気が入るとヒリヒリするほどだ。おかげでトップからベースまで午後になっても雪は締まっていた。自分がゲレンデに滞在していた15時過ぎまでは。
 風は弱く日差しは常に届いていたのでスキー日和としては良い方だろう。

 今日は今シーズン初、不整地滑走をした。樹海コースは初心者でも滑りやすいほどのコンディションで所々に踏み固められていない新雪が楽しめた。
 調子に乗って峰の原コースに突入した。コース上部から望むとブッシュが多く出ているものの、それほど深いコブも出来ていなかった。
 滑りはじめるとすぐに自分の技術のボロが出た。自分が考えていた雪質と違ったために、不整地の雪に足を取られて転倒した。しかも転倒したまま谷に流されていく。怖さを感じはじめたころに何とか停まることができた。
 迷ったが、次にユリワリコースにも挑戦した。先ほどの失敗から整地斜面で小回りのポジションを確認し、雪質を確認しながら滑りはじめた。雪質を考慮して少しポジションを後ろに残しながら滑り出す。今度は自分が思っていた以上の滑りで、ユリワリコースを久しぶりに堪能できた。

 無事今年の滑り初めを楽しむことができたが、娘と一緒に滑走できるのはいつになるのだろう。一応、妻にはメールで打診中なのだが。

2018年最初の新年会

 昨日の午後、別居している妻の実家を訪問した。自宅宛に届いている年賀状と娘はもちろん、姪や甥たちのお年玉も用意して。
 すると義理の父母と妻の車はあったのだが、誰も表に出てこなかった。家の中からは人の気配も感じなかった。
 娘だけでなく姪たちの顔を見ることを楽しみにしていたが仕方がない。ポストに年賀状だけを投函して帰宅した。

 夕方からは小中学校からの友人4人と繁華街へ飲みに出かけた。大晦日の忘年会に出席しなかった友人となんとなくピザを食べたいと、昨年内のうちに話していたのがきっかけだった。
 自宅から一番近いターミナル駅の前に出かけたい店があったのだが、2日は休みであることを友人が先に調べてくれていた。

 当初予定していた店が休日だとわかると、店選びは難航した。正月の2日からピザとお酒を提供してくれる代りの店を探したが、来店したいと思えるほど興味惹かれるような所がなかなか見つからなかったが、なんとか見つかった。

 入店してすぐに自分も感じたことを友人のひとりが口にした。俺らが来るような店じゃないよな、と。
 メニュ―だけでなく店内の雰囲気も若い女性グループかカップルをターゲットにしていたのがわかったからだ。
 それでも、ピザはもちろんサラダや食べたいものをそれぞれが何品か注文した。お酒は飲み放題にして。

 4人中の自分も含めた3人は昨日の午前中まで一緒に居たのにも関わらず、場はすぐに盛り上がりはじめた。
 仕事やお金のことに関わらない話であれば、どんなに熱く、ウザく、他人が耳にしたら馬鹿にされそうなディベートだとしても時間は早く過ぎていく。
 古くからの友人であれば、ある程度は許容されるし許しあえることができるのが特別な人間関係の証拠だろう。

 最近、流行りの宅飲み。何故流行っているのかを自分なりに一昨日の忘年会と比較して考えてしまった。
 昔はそうではなかったが、最近宅飲みはあまり好きではない。自宅でも友人宅に招かれる場合でも。

 自分の家なんかに友人たちが来てくれるのは喜ばしいことだと思う。だが、面倒くさがりのくせに変なところで神経質な自分。その性格のせいで人を招くときもどこかで気苦労を感じてしまうからだ。
 友人宅に行った場合はものぐさぶりを発揮して、気が利いた手伝いなんてできない。一度、招待された友人からその点を窘められたことがある。
 どちらにしろ、そんな思いをするくらいなら多少好みでない料理でも据え膳で食べられること。解散したい時に居すぐに別れられる方が自分は好きだ。