淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

たかが微熱、されど微熱

 咳の症状は落ち着いてきたが、夜半から身体がよりだるくなってきた。トイレに行きたくなって目が何度も覚めるものの、トイレに行く度に排出量はそれほどでもなかった。
 週末からの数日で一番体調が悪かったのは明らかだった。昨夜、入浴したのがよくなかったのかもしれない。明け方に検温すると微熱があった。仕事に行くために起床する時間が近づくにつれて、液晶に表示される温度は上がり続けた。37.1、37.2そして37.3に。

 以前はわりと無理をしていたが、最近は37度を超していたら、まず出勤しない。発熱の原因が風邪だったらなおさらだ。風邪は他人にうつる可能性が高いからだ。自分1人が休むより、複数の他人が風邪に感染してしまう方が、明らかに全体の生産性は落ちるはずだ。

 以前、あるプロジェクトで冷えピタシールを張って仕事をしていたら、プロジェクトの管理者から愛情のこもったメールを頂いた。熱を押してまで、仕事をしているアピールは必要無いと。自分は発熱している訳ではなかったのだが。
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 自分にメールを送りつけてきた管理者は今でも初志貫徹しているのだろうか。どんなに優秀な部下が風邪に罹患し、自分が助けてもらいたい時でも。
 気軽に他人に言葉を投げるような人間をどうしても自分は、すんなりと信用することができない。特に出世している人ほど。どうしても、他人の足を引っ張ったり出し抜いたりして、そのポジションを獲得したのではないかと穿って見てしまうからだ。
 自分がサラリーマンとして見てきた多くの上司は、多かれ少なかれそういったところがあったように思う。

 さて、仕事を休んでかかりつけの内科の診療を受けた自分。診療医からインフルエンザの検査を受けることを促されたので、検査を受けた。痛い思いをするのは嫌だったが。検査結果は陰性だった。診療医は総合感冒薬や頓服などの処方箋を出してくれた。
 インフルエンザの罹患検査に痛みが伴わない方法が見つかれば、皆がもっと気軽に検査を受けるだろう。それにともなって、インフルエンザの流行も多少は抑えられるのではないかと考えている。

 だが、もっと感染を抑える方法がある。簡単だが日本人のメンタリティーを変えなければならない方法だ。
 体調が悪かったら、当然のように会社や学校を休んで静養する。たったそれだけのことだ。
 海外だったら、当たり前のことだ。台風などの身の安全が脅かされるような自然災害が発生したときも、無理をして出勤するのは日本人だけだとよく見聞きする。
 サラリーマンが諸処の理由で休んだときに、仕事の停滞などの問題を解決するのは、管理者や経営者の仕事だと自分は考える。
 そのために、ワーカーよりも大きな権限や給与などの対価を多く受け取っているのだから。ワーカーは与えられた仕事を無理しない程度にこなせばよいというのが、今の自分の考えだ。

 それにしても、久しぶりに発熱を経験した自分。微熱でもしんどいことを思い出すことができた。現場の人間からは、たかが微熱と罵られているかもしれないが。