淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

統計学かスピリチュアルか、それとも

 最近、自分の中である決断をした。その決断とは今勤めている会社を辞めること。迷っているのは、その時期だけだ。
 今まで散々、仕事を変えてきたマスヲ。その割に後悔している退職は1回だけ。だが、その1回の失敗は自分にとってとても大きな棘となって心に刺さってしまった。

 その時は、ただ現実から逃げたかった。それでも、自分やまわりをごまかすために、もっともらしい理由をつけて、その理由を触れ回っていた。
 その理由に賛同してもらうために、1人でも多くの味方を作りたくて何人もの人に話を聞いてもらったが、ある友人に強く反対された。一生後悔することになる、と。
 その友人は四柱推命の占い師であると同時に、自分の妻とも距離が近かったので、そのことを勘ぐった。妻から自分の退職を思い留まらせて欲しいと、言われていると思ったからだ。

 その少し後、会社に辞表を提出した日のことだった。繫華街の商業ビルのスペースで占いコーナーを見つけた。そのコーナーに四柱推命の占い師が居たので、退職のことを再度鑑定してもらったのだ。
 すると、その占い師も友人の占い師と一緒のことを口にした。すでに辞表を出した後だと答えると、何故その前に相談に来なかったのかを強く言われたことが今でも忘れられない。

 今回、仕事を辞めようと考えたのは、かつて感じた現実逃避的な感情に支配されたからではない。会社の多々なことや、今の会社に所属してシステムエンジニアとして働くことに呆れ果てたからだ。
 今後は後悔しないように、退職届を書く前に2人の占い師に相談した。1人目はスピリチュアルな占い師。スピリチュアル占いをしてもらったのは、人生初。その占い師は自分より少し年上の女性だった。
 四柱推命統計学がルーツだと聞いていることもあって、ある程度信用しているが、スピリチュアルな占いは今までは懐疑的だったが、彼女と話していると、知らないうちに引き込まれてしまった。

 彼女からのアドバイスはふたつ。ひとつは今の会社を早く辞めて、できるだけのんびりすること。可能であれば副業先のラーメン屋も辞めて。
 のんびりする時間は期限を設けない方が望ましいが、それが無理ならば最低でも2ヶ月は休んだ方がいいと、助言を受けた。
 もうひとつのアドバイスは今の妻と別れること。理由はあえて書かないが、彼女曰く妻と離婚した方が自分の人生は好転するらしい。

 翌日、友人ではない四柱推命の占い師にも、相談した。四柱推命の占い師はシニアの男性で、ベレー帽に眼鏡をかけていた。
 彼も自分に今の会社を辞めることを強く勧めてきた。だが、妻との今後のことはスピリチュアルな占い師と正反対のことを口にしたのだ。
 自分と妻ほど相性が良い2人は中々存在しないと。それでもあえて離婚したいのであれば今年、しかも秋に別れた方が良いと助言された。

 2人の占い師から言われたことを整理すると、今の会社は辞めるべき。妻との関係は、2人の答えが正反対となっている。
 どちらも結局最後は自分の決断だが、優柔普段な自分は結局どのような決断をするのだろうか。
 そして、その決断を未来の自分はどのように思うのだろう?